親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

お盆は民間土着の先祖供養信仰に坊主が便乗したもの

【お盆(1)】 まもなくお盆の季節です。 祖先の霊が家族の元に帰って来るとされるお盆の時期に 墓参りしたり、僧侶が各家を訪問し読経して回ったりするので、 お盆は仏教由来の行事だと思っている人がありますが、 それは大きな間違いです。 確かに「お盆…

有無同然を実証する歴史の変遷

【有無同然(2)】 江戸時代は幸せだった、という歴史観の根拠としてよく用いられるのが、 幕末や明治初期に日本に訪れた外国人たちの証言です。 「私は質素と正直の黄金時代を、いずれの国におけるよりも多く日本において見出す」(ハリス) 「人々の暮ら…

姑と一緒に住むのはイヤだと別居してみたら・・・

【今日の仏語】は『有無同然』の1回目です。 世界遺産の五箇山合掌造り集落は、 私の家から車で2時間足らずなこともあって、 何度か行ったことがありますが、 私としては、富山で一番の観光スポットだと思っています。 あの一つ屋根の下に家長を中心に30人…

仏教(ブッダの教え)は遺骨を大事にするのか

【仏舎利(1)】 オウムの教祖であった麻原彰晃こと松本智津夫の死刑囚の遺骨をめぐって、 親族、教団内で争いが起きているようです。 遺骨信仰の根深さを思い知らされます。 お釈迦さまが亡くなられた後、 いつしかその遺骨は「仏舎利」と言われる信仰の対…

人生の黄昏時に「生きる意味」を想う

【無常(3)】 育児日記には「できるようになったこと」チェックシートがあります。 「首がすわった」「寝返りができた」「歯が生えた」「お座りができた」「初めて離乳食を食べた」「バイバイができた」など、 初めてできた日にちを記入できるスペースがあ…

仏教の説く「無常」と「無情」の違いとは

【無常(2)】 友人と二人、駐車場脇の花壇に咲くあじさいの前を通ったときのこと。 ついこないだまできれいに咲き誇っていたあじさいの花が 夏の日差しでか、さび色に朽ち果てているのを見て、 「無常だよな」と私がぼそっと言ったところ、 横にいる彼は、…

『坂の上の雲』に見る司馬遼太郎の無常観

【無常(1)】 日露戦争における日本の勝利は、 世界が驚嘆した「大番狂わせ」「ジャイアントキリング」であり、 戦勝を知った日本国民の狂騒ぶりは、「半端なかった」そうです。 W杯勝利の渋谷のスクランブル交差点のニッポンコールのようなかわいいもの…

世間さまって、誰のこと

【空事・たわごと・真実あることなし(2)】 日本人は子供の頃から 「人様に迷惑をかけるようなことだけはするなよ」とか 「世間さまに笑われるような人間にはなるなよ」とか、言われて育ちます。 理不尽なことでも年長者から 「世間とはなぁ、そういうもん…

万の事・皆もって、空事・たわごと・真実あることなし

【空事たわごと真実あることなし(1)】 「三国志」にムチャクチャなエピソードがあります。 劉備玄徳の家臣が、主君劉備を接待するのに 自分の妻を殺して肉料理としてふるまったという話です。 しかもそれを「三国志」の著者は美談として紹介し、 後日その…

依存と自立の関係を『愛憎一如』の仏説から語る

【愛憎一如(1)】 先日のブログで「愛憎一如」について書いたところ、 愛憎一如。愛と憎しみは一つの如しと説く仏教 - 親鸞に学ぶ幸福論 お二人のメルマガ読者の方から 「では人を愛さない方がいいということでしょうか」 とのご意見(ご指摘?)をいただ…

『歎異抄』の「弥陀の誓願不思議に助けられ」の意味を解説すると

【生死の一大事(3)】 先回と先々回の2回で、 「生きる」とは「冥土の旅」であり「滝壺に向かう小舟」だと譬え 『生死の一大事』の解決が仏教を聞くただ一つの目的である とお話ししてまいりました。 よって仏の救いとは、この『生死の一大事』から救われ…

生死の一大事の解決が仏教のただ一つの目的

【生死の一大事(2)】 まもなく6月も終わり、今年も早、半分が過ぎ去ろうとしています。 来年の今頃は新元号となり、その翌年は東京オリンピック、 こうしてどんどん進んでいく私たちの行く先は、 一体どうなっているのでしょう。 仏教では「生きる」とは…

門松や冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし

【生死の一大事(1)】 室町時代の禅僧一休は、アニメ「一休さん」で有名です。 快活で、賢くて、つぶらな瞳の「一休さん」。 あのイメージが強かったせいか、図鑑で一休の肖像画を初めて見たとき 「えっ、これが一休さん?」と驚いたのを覚えています。 頬…

人類史が暴いたホモ・サピエンスの罪状とは

【罪悪深重(1)】 情の欠片もない残酷な人を「獣(けだもの)!」と罵ったり、 「男は狼だから気をつけなさい」と言われたりしますが、 それは狼や獣に失礼というものです。 彼らは自分が食べる分しか狩りませんし、 自然の生態系を壊すような大量殺害はし…

火宅無常の世界に安らかな処はない

【火宅無常の世界(2)】 約七百年前に書かれた『歎異抄』に『火宅無常の世界』という言葉があります。 屋根のひさしに火が燃え移れば、みるみるうちに家財道具共々、 家屋全体が火に包まれてしまうように、 私たちの生きているこの世は、思いもよらぬ事が突…

災害大国日本に住まいする者

【火宅無常の世界(1)】 『歎異抄』に『火宅無常の世界』という親鸞聖人の言葉があります。 『火宅無常の世界』の『火宅』とは、火のついた家。 『無常』とは、常が無い、続かないということです。 この世にずっと変わらないものは何一つないことを仏教で…

家族を支えているようで、実は支えられている

【自利利他(1)】 まだ30代の独身で、新宿に住んでいた頃のことです。 とある縁で新宿御苑に行きました。 ちょうど今くらいの初夏の陽気の中、公園内の広い緑の芝生には、 たくさんの家族連れが、思い思いにボール遊びしたり、ランチしたりしていました…

「空事・たわごと・真実あることなし」の歎異抄が身にしみる

【火宅無常の世界(2)】 米朝関係は、今年初めには「開戦Xデーは秒読み段階」と言われるほどの緊張状態にあり、 在韓アメリカ人が出国した時が合図、 米空母が東アジアに集まる4月が危機、 などと取りざたされていました。 米軍は一気に北のミサイル基地…

西城秀樹の訃報に0.3ミリの幸福と知る

【火宅無常の世界(1)】 小学生の時、いつもテレビで慣れ親しんでいた人だったからでしょうか、 西城秀樹の訃報には、一瞬虚を突かれたような驚きがありました。 その後テレビで報じられる内容から、さらにドキリとしたのは、 彼が48歳で脳梗塞を起こし…

新幹線殺傷事件の報道に思うこと

【教行信証(1)】 新幹線殺傷事件で逮捕された小島一朗容疑者(22)は、 調べに対し「むしゃくしゃしていた。誰でもよかった」と供述しました。 「自分は価値のない人間だ。死にたい」と話しており、 自殺めいたメモも見つかっています。 これら一連の事件…

無駄な抵抗を続けている全人類

【生死の一大事(1)】 指名手配の犯人が、逃亡生活の末、ついに追い詰められ、 一軒の民家で人質を取って立て籠もる。 幾重にも取り囲んだ警察が 「無駄な抵抗をやめなさい」とスピーカーで説得する。 そんな場面では、さすがにもう逃げられないのだし、 …

今、あなたは自分の仕事に熱中しているか

【精進(1)】 「これで映画の企画が通りやすくなる」 『万引き家族』でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞した是枝監督の、 受賞記者会見の言葉です。 これを聞いて、根っから映画を作りたい人なんだな、と感銘を受けました。 フランスの映画監督ジャン…

空事・たわごと・真実あることなき世にあって、正しい信心を説かれた親鸞聖人

【正信偈(3)】 正信偈について話を続けます。 親鸞聖人が正しい信心を歌で教えられたのが正信偈です。 「正しい信心?そんなの、どうでもいいよ。オレには信心なんか要らない」 という声を聞きますが、 「信心」は特定の宗教を信じる人だけの言葉ではあり…

何かを信じなければ、一時として生きておれないのが人間

【正信偈(2)】 『正信偈』について話を続けます。 親鸞聖人が「正しい信心」を、 親しみやすい歌の形で教えられたのが『正信偈』です。 先回お話ししたように、すべての人は何かしらの信心を持っています。 何の信心も持っていない人は、ありえません。 …

正信偈で親鸞聖人が伝えようとされたことは何だったのか

【正信偈(1)】 親鸞聖人の書かれた『正信偈』は、 今も葬式や法事の際に読まれるので、多くの人に知られています。 「正信偈?聞いたことないぞ」という方でも 冒頭の「きみょう~むりょう~じゅ~にょ~らい~」と聞かれれば、 「あー、あれが正信偈か」…

成功した人の言動は学びの宝庫

【因果の道理(2)】 成功者をねたむ人はどこにでもあります。 「なんであいつばかり」 「うまくやりやがって」と、 たいていは、成功者にあらわれた結果だけを見て、ねたむものです。 しかしその人に現れた「成功」という結果には、 必ずそうなるにいたっ…

タイムスリップしなくても過去を変えることができる

【因果の道理(1)】 「過去にまいた種が、現在、実を結んだのであり、 現在まく種が、未来に実を結ぶのだ」 と仏教は教えます。 過去の行いが、現在の運命を生み出したのであり、 現在の行いが、未来の運命を生み出すのです。 この『因果の道理』を徹底し…

おもしろい!仏教の説く幸福観は他とはずいぶん違う

【絶対の幸福(1)】 外資系投資銀行のロンドンオフィスに勤務するA氏の年収は 50万ドル(約4000万円)でした。 彼は周りの友人よりも年収が少ないことを気にし、 正当な評価を受けていない自己の境遇に不満を抱いていました。 これを聞いた多くの読者の皆…

理想の人はなぜ最低な人に変じてしまったのか

【愛憎一如(2)】 『愛憎一如』について、先回から話をしています。 ある女流作家が自身の半生を書き綴った手記を読んだときも、 この「愛憎一如」の釈迦の教えが思い返されました。 彼女の最初の結婚は3年で終わりました。 周りに流されず自由に生きてい…

愛憎一如。愛と憎しみは一つの如しと説く仏教

【愛憎一如(1)】 恋人に腹が立つのはなぜでしょうか。 「他の人にはそんなに腹が立たないのに、恋人にはなぜかイライラして怒りをぶつけてしまうんです」 そんな人は少なくありません。 「好きな人だからいつまでも仲良くしたいのに、どうしてかいつも怒…

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