親鸞に学ぶ幸福論

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人間の幸福感は複雑だ

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【幸福(2)】


先回のメルマガで、アウシュビッツ収容所の労働者が、

一日一回支給される水のようなスープの中に

たまに入る数粒のまめ、一切れのじゃがいもに

大きな喜びを感じ、人生に感謝した、というエピソードを紹介し、

こんな極限状態でも幸福感を抱く人間の心とは何だろうと考えさせられた、と述べたところ、

それを読んだ知人から「こんな実話もある」と聞きました。

 

ある年収300万円のサラリーマンが人生を変えようと思い切って起業したところ

事業が大当たり、わずか2年の間に月収入500万円、年収6000万の成功者になったそうです。

ところがその成功者が最近気を許す友人に

「お金というのは部屋の暖房のようなものだ」

と述懐するのだとか。

 

寒い部屋で暮らす人は、何よりも暖房(お金)に憧れます。

「暖かい部屋に住めたら、どんなに幸せだろう」と。

しかし実際に暖房の効いた暖かい部屋は、

入った最初こそ幸福感に満たされるものの、

そんな感動はたいして長くは続きません。

暖房のありがたみはすぐに薄れてしまい、

暖房のある暮らしが当たり前になり、

「暖房があるだけではつまらない」となります。

お金もそれと一緒だというのです。

「高層ビルに立派なオフィスを構えて東京の景色を見下ろしてみたい。

そう思ってたけど、いざ入居してみると高層ビルからの景色なんてすぐ飽きちゃうんだよね」

成功者のオフィスの窓は西日を避けるために、今はいつもブラインドが下ろされているそうです。

 

コンクリートむき出しの壁のアウシュビッツ収容棟で感じる感謝と幸福もあれば、

高層ビルの高級なオフィスで感じる不平と空しさもある、

人間の心の複雑さを考えさせられます。

 

 

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