親鸞に学ぶ幸福論

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丸太橋の教訓、最も不幸な人とは

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【布施(1)】


最近でこそ少なくなりましたが、

一昔前の山間部の村では、川に一本の丸太を横たえただけの丸太橋がいたるところにありました。

そこで生活する村人に伝わるのが「丸太橋」の教訓です。

お互いの主張がぶつかってけんかになりそうになると

「おいおい、丸太橋を思い出せ」といさめ合うのです。

 

丸太橋は一人しか渡れません。

左右から同時に渡れば、二人とも動けなくなるのは明らかです。

そんな時、

「先に譲った人が相手より幸せな人」

「譲られた人は、感謝して通ればまた幸せになれる」

「当然の如く通る人は、最も不幸な人である」

これが丸太橋の教訓です。

 

目的は双方が速やかに渡ることです。

どちらが先であろうが、そんなことはどうでもいいこと、

お互い譲らず、にらみ合っていたら、どちらも渡れず、お互い損するだけです。

ついこんな時、先に譲った方が負け組で、譲られた人が勝ち組のように思って、

誰が譲るか、といがみ合う事態も起きますが、

それはつまらないことです。

 

現代も丸太橋で向かい合うようなシチュエーションは相当あると思います。

こちらには「こうしたい」というものがあって、

相手にも「ああしたい」ということがある。

どちらもできればいいのですが、

時間も費用も労力も限られていて、どちらかが譲らなければならない、そんなとき、

先に譲った人の方が相手より幸せな人です。

譲られたら、それは相手の心に感謝して通りましょう、それでまた幸せになれます。

譲ってくれた人の心をくみ取ろうともせず、当たり前のように通る人は、最も不幸な人なのです。

 

 

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