親鸞に学ぶ幸福論

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懈怠になりがちな年末年始に自戒を込めて

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【懈怠(1)】

 


仏教で教えられる6つの善い行い、『六度万行』(『六波羅密(ろくはらみつ)』ともいう)の一つに『精進』があります。

人が見ていようが見ていまいが裏表なく、コツコツと継続して努力することです。

『精進』の反対を仏教では『懈怠(けたい)』といいます。

怠けること、楽したくて、やるべきことをやらないこと。

掃除をしない、サボる、寝坊する、などの自堕落な生活は『懈怠』にあたります。

「楽して得られるものは貧と恥のみ」

懈怠な生活の果ては身の破滅あるのみです。

 

懈怠になるときには、自分に口実を与えるものです。

特にこの時期、怠惰に流れる口実に「年末年始くらい」というのがあります。

私も数年前までは「年末年始だし」と、ふだんとは違うものを食べたり、したりとしましたが、

最近はしなくなりました。

日常に戻る仕事始めが億劫になるのも嫌なので、

いつもの時間帯に寝起きし、

やるべきことも平常モードでするように努めています。

 

実際に年末年始の方が時間が取れて仏教の話が聞きたいという方も多くおられ、

ネットでの個別の話の予定が埋まっています。

そういう方に背中を押されてそのようにしている面も大きいですが、

つい懈怠になりがちの年末年始でも、

自分の本分を果たす仕事ができるのも有り難いことです。

何しろ楽したい気持ちでいっぱいで、

地道にコツコツと努力するのを避けるのが自分なので、

すぐ「今日は○○だから、今日くらいはゆっくりしよう」という言い訳が自分の中に出てきます。

 

そんな心が出てきたときに思い出す歌があって、

私がまだ小学生だったときに流行した歌です。

同世代の方ならご存じだと思うのですが、

「今月は正月で酒が飲めるぞ、酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ」

という歌。

「今月は○○で酒が飲めるぞ」の「○○」部分だけ変えて繰り返しのフレーズで、年がら年中酒を飲むという歌です。

メロディは「ビビディバビデブ(正式曲名知らない)」でした。

2月は豆まきで・・・
3月はひな祭りで・・・
4月は花見で・・・
5月はこどもの日で・・・

と何かと理由をつけて、このときばかりは飲むぞ、と言っては

結局いつも酒を飲んでしまうという歌です。

 

これと同じで、何かと理由をつけては怠惰に流れていくのが自分だから、

「○○だから」という言い訳をなしにし、

逆に皆が楽しているときだから手を抜かない、と天邪鬼的な発想でいきたいと思います。

 

 

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