親鸞に学ぶ幸福論

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人工知能の限界とは【人身受け難し(4)】

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1997年、ディープ・ブルーというAI

当時チェスの世界チャンピオンとして

不動の地位にあったカスパロフを破りました。

 

ディープブルーはデータベースに登録された過去数百年分の対局から

同じ局面を探しだし、

過去の名人たちが勝利したやり方を模倣し、

1秒間に2億手の先読みを行う、

IBMが巨額の投資をかけたスーパーコンピューターです。

 

考える力において他の動物の追随を許さず、

万物の霊長たる地位を占める人間ですが、

人工知能がその人間の知能に勝った、と

当時センセーショナルな話題となりました。

 

あれから17年。将棋はチェスより複雑で、

囲碁はさらに複雑だといわれますが、

それでも2014年現在、コンピューターに、

はたして棋士の頭脳は勝てるでしょうか。

 

もし人間が考える点において、

ほかの動物より尊重されるべき、価値あるものととらえるならば、

やがてコンピューターは人間の上に尊重される存在となってしまう

のではないでしょうか。

 

卑弥呼の時代、亀の甲羅の割れ方やシカの骨の亀裂から

神のご宣託として政治を運営していたことがありましたが、

現代人はコンピューターのご宣託により、

政治を運営し、経済の流れを読みます。

 

その傾向を危惧するテーマの小説や映画はあります。

 

しかしどれだけAIコンピューターが

人間の頭脳の及ばぬ力量を発揮したとしても、

機械にはない、人間ならではの思索があります。

 

「いったい私は死んだらどうなるのだろうか?」

という問い。

 

コンピューターはないでしょうが、

人間には厳としてこの問いがあります。

 

コンピューターは

「苦しい人生、何のために生きるか?」

の問いもないでしょう。

 

しかし人間は考えずにおれません。

 

この問いに明答を示した仏説を

「聞きたい」という聞法心も人間ならではです。

 

『人身受け難し 今已に受く

 仏法聞き難し 今已に聞く』

 

釈尊の金言がひしひしと迫ってくるではありませんか。


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もっと核心を詳しく聞きたいという読者の方からの

感想、リクエストをよくいただきます。

 

短いメルマガの文章では

一部分をお話しすることしかできず、

私自身もどかしく思います。

 

少しでもお応えしたいと、個別でお会いしてお話ししたり、

スカイプでご質問にお答えしたりしていますが、

このたび東京の渋谷でセミナーをしてほしい

と言ってくださる方があり、

仏教セミナーを開催する運びとなりました。

 

どなたでもご参加いただける公開講座です。

 

テーマはいつもこの文章でお話している内容を

深く掘り下げていきます。

 

★セミナーは、

6月28日(土)18:30~20:30

を予定しています。

 

詳細が決まり次第、参加希望の受付をいたします。

会場の関係もあり、申し訳ないのですが、

定員がいっぱいになり次第、

参加募集を締め切らせていただきます。

 

次回かその次の回のメルマガで参加募集の案内をいたしますので、

関心ある方、見落とされないよう、よろしくお願いいたします。

 

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