親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

太宰治の「私は『優』といふ字を考へます」の文章が沁みる

f:id:kikuutan:20140623182546j:plain

 

【縁(4)】

ワールドカップ熱で渋谷の居酒屋やバーも
大型プロジェクターを用意して観戦していたようです。

 

部屋で一人、ゴールの瞬間「よっしゃ~!」もいいですが、
やはり仲間と抱き合って、雄たけび上げて喜ぶ、
あの魂の一体感というのは一人の部屋では
なかなか演出できるものではありません。
(一度経験してしまうとやめられないようですよ、
 カフェやバーでの観戦)

 

うれしいとき、一緒に喜んでくれる人がそばにいたら、
喜びは増幅していきます。

 

悲しい時もまたしかり。
一緒に泣いてくれる人があれば、
どんなにか心は慰められることでしょう。

 

悩みを訴えてくると、
ついつい解決策を求めているのだと考えて
「それならこうしたらいいんじゃないか」
と言ってしまいがちです。

 

しかし相手が求めているのは解決策ではなく、
まずは「そうなんだ、たいへんだったね」
と言う受容、共感の言葉なのです。

 

太宰治がこう書いています。


ーーーーー


私は『優』といふ字を考へます。
これは優れるといふ字で、優良可なんていふし、
優勝なんていふけど、
でも、もう一つ 読み方があるでせう?

 

優しいとも読みます。

 

さうして、この字をよく見ると、
人偏に、憂ふると書いてゐます。

 

人を憂へる、人の淋しさ、侘しさ、つらさに敏感な事、
これが優しさであり、
また人間として一番優れてゐる事ぢやないかしら。


ーーーーー


うれしいとき共に喜び、
悲しい時は共に泣いてくれる、
そんな人とのご縁に恵まれた人は幸せですね

 

=======================

仏教を分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。