親鸞に学ぶ幸福論

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時代の波に翻弄される【信心(2)】

 

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第一生命の毎年のアンケートによると
今の小学生の憧れの職業は
1.野球選手
2.サッカー選手
3.学者
だそうです。

 

これが日韓ワールドカップの年だけは
1位がサッカー選手になったそうです。

 

私たちのなりたい職業、憧れの仕事って、
やはり周りの環境に左右されるんですね・・

 

■さて昭和10年代の小学生の
あこがれの職業はわかられますか?

 

何といっても『軍人』だったそうです。

 

今日の世において「軍人になりたい」
とユメ語る小学生があるとしたら、
かなりマニアックな感じがします。

 

テレビなどに、
自爆テロで死んでいったゲリラに
あこがれるアラブの子供たちを観て、
わたしたち日本人は強烈な違和感を感じますが
つい70年前の日本も似たようなものだったのです。

 

■私の知り合いのおじいさんは
特攻隊を志願した人でしたが、
動機は、やはり周りがそういう空気だった、と言われました。

 

小学校四年生の時の授業で、担任教師から、
「兵隊になって戦死すれば、靖国神社に祀られるんだぞ」
と言われたのがきっかけだったそうです。

 

それまで「死んだらどうなるんだろう」
と漠然と不安に思っていたのが、
「軍人になれば、死んだら神サマになれるのか!
 戦争に行って、戦死しよう」
と心が定まり、興奮したとのことでした。

 

軍人になると宣言したおじいさんに、
四、五人の級友が賛同したそうです。

 


中学生のとき、兵の募集のために
中学校を巡回してきた将校が
「今の日米戦は、海と空が戦場である。
 この戦争の勝敗を決するのは、
 海軍航空力のいかんにかかっており、
 飛行兵の活躍が最も期待される。
 きみたちこそ、金の卵である」

 

軍人でも、空の勇士を夢みるように変わったのは、
この時からだったといわれてました。

 

予科練の試験に合格したときは、
天にも昇る気持ちでしたが、
そこから始まったのが、
月月火水木金金の猛訓練。

 

耐え切れず、自殺する者や
銃殺覚悟で脱走する者もいる訓練だったようです。

 

そして二十年二月のある未明、
薄暗い部屋に召集がかかり、
航空司令がしぼるような重い口調で
言った言葉が忘れられない。

 

「わが軍の勝てる道は、今や特攻しかない。
 わが隊も、特攻隊を編成する。
 きみたちの命を、私に預けてほしい。
 賛同する者は前に出よ」

 

一人、また一人、前へ出た。
「ついに、来たか……」
おじいさんも一歩踏み出した。
その場にいた全員が、志願したのだそうです。

 

どんな廃墟の基地や町を見ても
最後は勝つと信じ、訓練を続け、出撃命令を待つも、
八月十五日、敗戦を迎えたのでした。

 

▼小学校の先生の言葉で
軍人にあこがれ、

 

▼中学生のときの将校の言葉で
航空兵を夢見て

 

▼航空指令の言葉で
特攻隊を志願した。。。

 

【時代の波に翻弄される】
とよく言われますが、
周りの価値観に影響されて
己のユメや仕事を決めて
熱中しているように感じます。

 

十字軍に従軍した騎士たちも
マルクス思想で革命を起こそうとした若者も
戦後高度経済成長のモーレツ社員も
その時代、その国の空気に動かされていたのでしょうが、
あとになって振り返って
「あれはなんだったのだろう。」
とたそがれるものなのでしょう。

 

 

 

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