親鸞に学ぶ幸福論

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物質的に恵まれた日本が今、心の豊かさを重視する仏教の見解【意業(2)]

身業(体でやること)、

口業(しゃべること)よりも

意業(思うこと)をより重視するのが仏教です。

 

「やったか」「言ったか」よりも、

「思ったかどうか」

を問題にするのです。

 

それはなぜか、という問題提起で

前回は終わりました。

 

その答えは

『心が口や体を動かすから』です。

 

心で思うことが口に出る、

心が命じたことを身体はやるのです。

 

何か人を傷つけるようなことを言う、

これは口業ですが、

言われた人は何を傷つくのかといえば

「自分のことをこんな風に思っていたのか、この人は。。」と

【その人が思っていたこと】にショックを受けるのではないでしょうか。

 

身体で浮気する人がいますが、それも

「いいじゃん、浮気しても。ばれなきゃ問題ないよ。」

と心がそのように思ったから

身体がその方向に動いたのでしょう。

 

今日、あなたはどこでこの文章を読んでおられるのですか。

 

その場所にあなたを運んだのは、

他ならぬあなたの身体の行為(身業)ですが、

そもそも「今日はここに行こう」と心が思わなければ

今、そこにはおられないはずです。

 

「行こう」と心が動いたから

今、そこにおられるのではないですか。

 

違う選択肢もあったはずです。

選んだのはあなたの心です。

 

あなたの今の立場、環境、ついている仕事、

あなたを取り巻く人間関係

それらすべて自分の心が選んだ結果です。

 

「自分の人生は自分で責任をとりなさい。

 すると、どうなるか?

 恐ろしいことに、誰のせいにもできなくなります」

あるアメリカの女流作家の言葉です。

 

厳粛な自業自得の真理を諦観するところから

仏教は始まります。

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