親鸞に学ぶ幸福論

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『袖振り合うも多生の縁』の本当の意味を知ると、深い因縁があった、と懐かしさを感じてくる【縁(3)】

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あなたは昨日一日振り返ってみて、

新しく出会って自己紹介した人はどれだけいましたか。

 

「菊谷です。こんちは~。(ペコリ)」

程度の簡単な自己紹介も含めて、でいいですよ。

 

3人?5人?

・・では一昨日は?

 

1日にあなたが新しく5人の人と出会うとしましょう。

(これはかなり社交的な部類かと思います。)

 

 

さて、あなたがそのペースで、

地球上のすべての人に出会うには、

何年かかるでしょうか?

 

  ↓

  ↓

  ↓

 

答えは「370万年」

 

日常の何気ない出会い。

それは、貴重であり、

かけがえのない出会いであることが分かります。

 

『袖触れ合うも 多生の縁

ということわざがあります。

 

和服の着物は袖が長いので、

すれ違う時によく袖が触れ合います。

 

そのように袖が触れ合うのも、

多生の縁があったんですよ、ということです。

 

【多生の縁】という言葉を、

【多少の縁】と思っている人もあります。

 

多少の縁、となれば、

少しくらいの縁があった、ということですが、

「多少」ではなくて、「多生」ですから、

生まれる前からの過去世、

何度も会っては別れてきた、

深い因縁のあった人なんだよ、ということです。

 

過去世、何度も生まれ変わり、

死に変わりしてきた、魂の歴史の中で

何度も会って、縁があった人だからこそ、

今生でまた袖が触れ合うようなことがおきたんだよ、

といわれることわざなのです。

 

そうなってくると、先日私は

禁煙車両でタバコ吸い始めた人に一言言ったのですが、

言った私も躊躇する気持ちと一時戦いましたし、

言われた相手もムッときたか、恥ずかしがったかわかりませんが、

少なくとも袖触れ合う以上の感情のやり取りはあったわけです

 

あのタバコの中年男性も

私にとって「多生の縁があった相手」

ということになりますね。

 

確かに世界中のほとんどの人は感情のやり取りがあるどころか、

370万年かからないと、

自己紹介もできないのですから、

今、身近なところで接点を持ち、

時に自分に大きな影響力を与えている人たちって、

よほどの因縁が過去世から育まれてきたから

そんなことが起きているといえますね。

 

たとえば、結婚相手でも、

35億の女性の中から1人選ぶんですよね。

 

向こうも35億の男性の中から1人選ぶ。

 

その1人と1人が結ばれる。

 

そして、ケンカしている。

 

いや撤回。

仲むつまじく添い遂げる。

 

そう考えると、深い因縁を懐かしんで、

そのご縁を大切にしていきたいものです。

 

 

 

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