親鸞に学ぶ幸福論

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静岡県磐田市立総合病院の医師が「くそ、死ね」と患者を罵倒した動画を通して学ぶべきこととは

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静岡県磐田市立総合病院の医師が

ブラジル人の患者を罵倒している横柄な対応が

ユーチューブの動画に流れ、

「これはひどい」とネットで話題になってます。

 

幼い我が子の容態が悪化し、

心配で気が気でないブラジル人夫婦に

ポケットに手を突っ込んで面倒くさそうに

「小児科に行け、小児科に」「くそ死ね」と発言、

日本語が片言ながら一生懸命「診てくれ」と頼む夫婦に対しての

あまりの対応に、視聴していて胸が痛くなりました。

 

私もアメリカで片言での英語で話した時に、

失笑されたり、ぞんざいな対応をされた経験が何度かあり、

その時のことを思い出しました。

 

また20代の時にスズメバチに頭を刺されて

きりで刺されたような激痛にうめいていると

「そんな大げさに痛がらないで」と

不機嫌そうに医師に言われた経験もふと思い出しました。

「演技じゃないわ、本当に我慢できないんだ!」

と今だったら食ってかかりますが、

当時はスルーしました。

 

この病院だけでなく、医者の中には横柄な人はあります。

もちろんとても謙虚な方もおられますが、

このたびの動画のような医者は少なくないのではと思っています。

 

患者は自分の病気を何とかしたいと、

すがるような気持ちで来ているのに、

その患者の気持ちを与することなく、

患者の意見をさえぎっては

「そんなこと、聞いているのではない!」

と怒り始めたり、

誤診していたことに気付いても謝罪はしない、

患者がわからないのをいいことに

「実はこうだったんです、これからはこういう治療に切り替えますから。」

と、けむにまいたりします。

 

患者は自分の病状がわからないのですから、

医者に任せるしかないのです。

医者に命預けているのです。

医者は一人の命を預かる自覚があるのでしょうか。

 

医者にとっては、たくさんの患者の一人、

ワンオブゼム、でしょうが

患者にとっては何日も前から予約して

一心に頼ってきているのです。

 

【医者は患者を診ている時、

  同時に患者から見られていることを

 知らなければならない。】

と言われます。

 

自衛隊は被災地でも

自分たちが持ってきた冷たい缶詰を食べているので

被災者が気の毒に思って

配給された食事やお菓子やお茶を勧めるのですが、

決して口にしないそうです。

 

「被災者のために支援したのに、何で自衛隊が食べているんだ。」

との非難を受けないよう、

気を張っているのでしょう。

 

医者を一例として引っ張ってきましたが、

見られているのは医者だけではありません。

とかく先生といわれる立場の人、

中でも命のかかった仕事に携わっている人は

厳しい目で見られています。

 

見られている立場を

自覚していかなければなりません。

 

僧侶も同じです。いや、なおさらでしょう。

僧は『如来の代官』の大自覚を持たなければならないと説かれます。

『如来の代官』とは、仏の代わりに仏の教えを伝え、

決して道にそれることなく

責任もって真実の幸福まで導く任を担う立場の人のことであり、

この大自覚を持って生きるのが本当の『僧』です。

 

私も『僧』の一人として、

この動画を反面教師にしなければと自己を戒めてまいります。

 

 

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