親鸞に学ぶ幸福論

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秋葉原通り魔事件の犯人、加藤智大被告の弟さんが遺した遺書を無駄にしてはならない

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秋葉原連続通り魔事件の犯人、加藤智大被告の死刑が確定した、

とのニュースが流れました。

2015年は年始早々から、命の重さを考えさせられる事件が

多発しています。

フランスのテロに始まり、イスラム国の日本人人質、

19歳の名大生の殺人。そしてこのたびの死刑確定。

何百億円で人命が取引されるかという一方で、

好奇心から殺されていく命もある。

今回の加藤被告なら、国家の法で命を絶たれることになりました。

 

以下に紹介するのは加藤智大被告の弟さんの遺した言葉です。

「あれから6年近くの月日が経ち、

 自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。

  加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。

 それが現実。

  僕は生きることを諦めようと決めました。

  死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。

 どう考えても浮かばない。

  何かありますか。あるなら教えてください」

 

この1週間後、彼は自ら命を断ちました。

兄が犯した事件によって職を失い、家を転々とし、

就いた職場にもマスコミが来るため、

次々と職も変わらなければなりませんでした。

一時は受け入れてくれた恋人も家族や友人の反対で別れることになり、

絶望を深めていった中での決断でした。

 

「あるなら教えてください」という彼に

親鸞聖人のことを伝えたかったと悔しく思います。

親鸞聖人は、幸せになっちゃいけない人なんか誰もいない、

たとえ死刑囚でも、世界中の人から「お前は死んだ方がいい」と言われても、

生きなければならない理由があるんだよ、

そんな人が本当の幸せになれるんだよ、

と生涯教えられた方だからです。

 

親鸞聖人はご自分のことを

『さるべき業縁の催せば、如何なる振舞もすべし』(歎異鈔)

(縁さえくれば、どんな恐ろしいことでもする親鸞だ)

と告白されています。

これは親鸞聖人個人だけではなく、人類共通の実態といえましょう。

 

相次ぐ人命軽視の事件に、

テレビのワイドショーもネットのコメントも

「考えられないこと」「酷いね、人間じゃないね」

と大合唱の非難となりますが、それらの声を聞いていると

「そんな可能性ゼロの無謬人間が存在するのだろうか」

と危うく思われてきます。

 

心理学者ユングは

「疑いもなく、つねに人間の中に棲んでいる悪は、量りしれない巨魁なのだ」

と言っています。

 

『さるべき業縁の催せば、如何なる振舞もすべし』(歎異鈔)

「あのようなことだけは絶対しないと、言い切れない親鸞である」

聖人の告白どおり、いかなる振る舞いもする、巨悪をひそませる潜在的残虐者が私

といえるのではないでしょうか。

 

ましてや犯人の家族だからというだけで

白い目で見たり、気持ち悪がったりするのは

じゅうぶん傷ついている家族を

さらに追い詰めることになってしまうので、

慎まなければならないと思います。

 

 

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