親鸞に学ぶ幸福論

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寒さ厳しい日が続くが、暦の上ではもう「立春」。真冬の真っただ中にあってなぜ「立春」なのか

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今の時期は暦の上では「立春」です。

文字通り春が始まる、ということですが、

実は「立春」は最も日本列島が寒い時節なのです。

 

最も過酷な時期を「立春」と昔の人が呼んだのは

「これで寒さも底を打った。

 さあ、これからは徐々に春めいてくるぞ」

と前途に希望を含んだ表現だったのですね。

 

『春立つと古き言葉の韻(ひびき)よし』(後藤夜半)

寒さに身を縮めながらも、梅がほころび、ふきのとうが顔を出し、

立春だ、立春だ、と喜ぶ姿は前向きでいいですね。

 

人生にも厳冬のような『逆境』が必ずやってきます。

すべてを投げ出して、どこかに消えてしまいたくなる時です。

 

・受験勉強でも報われず、大学をあきらめたとか、

・資格を目指したけど、家の都合であきらめたとか

・猛練習したけど結局、レギュラーに選ばれない3年間だったとか

・誰よりも仕事に打ち込んだのに、認められなかったとか

・すべてをつぎ込んで店を開いたが、畳まねばならなくなったとか

そんな時に「ムダな苦労だった」と投げやりな気持ちになりますが、

一見ムダと思える経験をどれだけしてきたか

実らなかった努力をどれだけ積んできたか、

これもまた人生の財産でしょう。

 

映画監督、脚本家、役者、作家、ミュージシャンなど、

表現する世界に生きる人なら、挫折はあっても、

「よし、この経験やこのときの心情を表現しよう」

となりますから、間違いなく財産です。

 

教育界に進む人なら、

「いつか失望している人にアドバイスできるように

 ここは前向きに乗り越えよう」

と自分の資産となります。

 

いや、やがて生まれる子供だって、

自分と同じような挫折がある時もあろう。

そんな時、「お父さんはこうしたんだよ。」と

子供に恥ずかしくないような行動をとろう。

子供に「お前もこうするんだよ。」と

模範を示せるような決断をオレは今するんだ、と考えてみたい。

 

ずっと逆境ということはないのです。

この逆境、いつまで続くんだろう、

と暗澹たる気持ちになることはあるかもしれませんが、

そんなものは続きません。諸行無常の世の中ですから。

しばらくの間です。

 

「もうあかん。」の時がどん底ですが、

どん底からは、これ以上は下がらない。

それからの道は横ばいか、上がるしかないのです。

 

『寒風や 凌いで香る 梅の花』

今が人生の「立春」なんだ、と泰然と乗り切っていきたいものです。

 

 

 

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