親鸞に学ぶ幸福論

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山中鹿之介が残した名訓『我に七難八苦を与えたまえ』から読み解く幸福観【抜苦与楽(1)】

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人生の目的は「幸福」になること、

と論じてきました。

 

では、戦国武将の山中鹿之助が

「我に七難八苦を与えたまえ」

と言ったのはどうなのでしょう。

 

あれは自分に苦しみを与えてくれ、と言ったのですが、

あの人は幸せに背を向けて不幸を求めた人なのか。

 

そんなはずはないので、

その七難八苦を乗り越えたところに、

より高尚な幸福の境地があると信じてあのように言ったのでしょうから。

まさか七難八苦を与えて、そのまま苦しみ続けのまま死なせてくれ、

と願ったわけではありますまい。

 

【飢えは料理の最高のスパイス】ということわざもあります。

 

不満や苦痛のないところに、歓喜もない。

「気楽に生きるのがいいよ」

「苦しいのいやだし」

「プレッシャー苦手だし」

と気楽な道ばかりを選んでいってもその先に本当に幸せな道はあるのか?

という人生観をお持ちの方はありましょう。

 

オリンピックのアスリートや成功した経営者の中には

そんな人生観の方は多いように思います。

 

人生の目的、と大上段に構えなくても

普段の日常生活でも

たとえばカフェでコーヒーにするか、紅茶にするか、という時でも

どちらが今の自分を幸せにしてくれるか、でチョイスするのですし、

コーヒーに砂糖入れるのもスプーン一杯なのか、二杯なのか、

これもどちらが幸せになるか、で決めています。

 

本当はスプーン2杯入れた方が幸せな気持ちになれるんだけど

自分の健康やダイエットを考えて、

ゆくゆくの幸せを計算に入れると

ここはスプーン一杯にしておこうという人もあります。

 

あえて苦難の道を選んでいるように見える人でも

それは幸福を求めての行動でありましょう。

 

人間は智恵がありますから

先々まで考慮して幸せを獲得しようとする動物です。

 

しかしその人間も今もなお幸せになれないで

死んだ方がましだ」

と思い詰めている人がどれだけいることでしょう。

 

なぜそうなってしまうのか。。

お釈迦様はここを明らかにされました。

 

 

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