「オレについてこい。」とリードしてくれる頼りがいのある人は
実行力があり、かっこいいですが、
反面、周りの人の気持ちを考慮せず、
ワンマン体質がけむたがられたりもします。
強い信念を持って自分の道を貫いた歴史上の人物にも
その周りでさびしくつらい思いをした人がいるものです。
包容力のある優しい人は
相手の気持ちを慮り、居心地がいいですが、
反面、周りに流されたり、人の顔色をうかがってばかりで、
何か頼りなく感じます。
周りの人と強調して上手くやっていこうと努めていくと
その時代、その場所の雰囲気に流されて人生を終えていきます。
えてして、頼りがいのある人は優しくなかったり、
優しい人は頼りなかったりするものです。
ところが女性に理想の男性はと聞くと
【優しくて、頼りがいのある人】
とう無茶苦茶なことを言う。
しかし男性は、無茶なことを言うなと
愚痴っていてはいけない、
やはりこの両面がどちらも大事なのでしょう。
仏の覚体は『智恵』と『慈悲』と説かれています。
何者も恐れず邪を破る、きびしい『智恵』の面と、
どんな者をも包み込むような、優しい『慈悲』の面と
両方を兼ね備えたのが仏の悟りを開かれた方なのです。
仏心とまではとてもいかなくても
会社の上司や一家の大黒柱なら
優しい面と厳しい面と両方兼ね備えた人格を目指したいものです。
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