親鸞に学ぶ幸福論

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竹島の日にバルタン星人を語る

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私たちは何かの評価を下す時に

主観を交えずに、純客観で評価することはもうできません。

 

これを仏教では、“一水四見”と説きます。

一つの水を

・人間界は飲み物と見る

・畜生界の魚は住処と見る

・餓鬼界の者は炎と見る

・天人はルリと見る

という意味ですが、

立場や都合が違うと、その評価、見方もガラッと変わってしまうことを

お釈迦様が説かれたものです。

 

昨日、2月22日は『竹島の日』。

「反日」「嫌韓」と何かといがみ合う両国ですが、

特にクローズアップされる日でした。

 

私からすると、韓国の映画を見ていても、

欧米や香港の映画よりも情緒的に共感できますし、

韓国料理も毎日食べるには

中国料理や欧米の料理より馴染みますし、

顔つきも同じような感じだし、

歴史的にも深い交流があり、血縁も濃いのでしょうし、

なんでこんないがみ合わねばならんのか、と思いますが、

背負ってきた歴史の違いで

容易に両国の溝は埋められそうもありません。

 

秀吉の朝鮮出兵や明治政府の韓国併合など、

朝鮮半島への二度にわたる侵略で、

韓国の人は、日本人は好戦的で残虐な民族と

印象付けられる歴史教育を受けています。

 

こちらからすると、

日本を取り巻く当時の国際情勢や国内事情を鑑みるに

やむをえなかった正当な理由は種々見えてきますが、

向こうはそういう歴史を知りません。

 

これは日韓関係だけでなく、

万里の長城を越えて中国を侵略したモンゴル族も

ドナウ川を越えてローマを蹂躙したゲルマン族も

文明国のローマや中国からすると、

残酷な蛮族としてしか映らなかったでしょうが、

彼らをそうさせた歴史を知ると

彼らに対する見方も変わり、

相手の気持ちを配慮した対応、交渉となったことでしょう。

 

話は変わって、バルタン星人をご存知でしょうか。

ウルトラ怪獣の中でもとりわけ有名で、

分身の術や独特の「フォッフォッフォッ」という笑い声?で

覚えておいでの方も多いと思います。

 

再三にわたってウルトラマンを苦しめる敵役としての彼らしか

私たちは知りませんが、

バルタン星人という種族の歴史を知ると

見る目も変わってきます。

 

バルタン星人は、故郷の星を

「狂った科学者」の核ミサイルによって失ってしまい、

その難を逃れて20億3千万人の仲間と共に宇宙船で放浪していました。

 

安住の地を求めて地球にやってきて

移住を申し込んだものの、

地球にはとてもそれだけの移住を許す環境はなく、

最後にはウルトラマンのスペシウム光線で宇宙船ごと破壊されてしまいます。

 

その後、わずかな生き残りがウルトラマンへの復讐を誓って

執念を燃やし続けることになった、というのです。

 

現在、竹島や尖閣諸島など領土をめぐって、

東アジア情勢が緊張していますが、

対立を避けるためにその場はお茶を濁し、

陰で冷やかに批判する、嘲笑する、という態度を

とかくとりがちですが、

これは両国にとって健全とはいえないでしょう。

 

お互いの国民が、相互の歴史を学ぶ、

そして合わないところを大いに意見をぶつけ合う、

という真摯な姿勢が大事ではないでしょうか。

 

そしてこれは国家間だけでなく、

職場でも夫婦間でも同じ心得が大事だなと感じます。

 

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