「父は打ち 母はいだいて 悲しめば
かわる心と 子や思うらん」
という歌があります。
子が過ちを犯せば、
父は打ち、母は抱いて悲しむという歌です。
私は小さいころ、何をしたかは忘れましたが、
(たぶん母親に悪態ついたかだと思います)
何回か父親に担がれ、
家の外に出されたことがあります。
玄関を締められ、ワンワン泣いて玄関の戸を叩いても開けてもらえず、
寒い冬の日だったこともあり、ギャーギャー言っていた時に
母親が裏口の玄関を開けてそっと家の中に入れてくれ、
あったかいスープを飲ませてくれたという思い出があります。
「かわる心と 子や思うらん」
そんな時、子供は、
父親は自分が嫌いなんだ、
母親は自分が好きなんだ、
父と母では自分への気持ちが違うんだ、
と思ってしまうだろう、と歌われています。
子供には、叱咤と抱擁にともにある、海より深い親の愛情が分からないのです。
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