親鸞に学ぶ幸福論

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パスカルの『あと1週間の命となったら何をしますか?』から人生の目的を考察する

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『やりたいことやれたら死んでも満足』

という主張を昨日に引き続き、

考察します。

 

「私の人生の目的って、何でしょうか?

 すいません、人に聞くのはなんかおかしいかもしれないんですけど・・。

 やりたいことはいろいろあります。

 でもこれが人生の目的か、と問われると・・

 どうも自信が持てないです。

 私の人生の目的を知るにはどうしたらいいのでしょう。」

 

こんな質問には仏教講師の立場から

以下のような切り口で話すことがあります。

 

「もしあなたが「あと一週間の命」と

命に期限が突きつけられたとしましょう。

今日が月曜日の朝。

あと7日後、日曜日の夜12時に針が回ったとき、

あなたの命は終わる。

さあ、あなたはこの残された一週間、何をしますか?

そのあなたの答えこそ

あなたの人生の目的です。」

 

実はこれ、フランスの哲学者、パスカルも

同様のことを言っています。

「あなたはあと1週間の命となったら何をしますか。

 その答えこそ、生涯かけてなすべきことである。」

 

         (パスカル)

 

さて、あなただったらあと一週間、何をしますか。

何に使いますか?

 

まず、「やりたくないこと」はしないでしょう。

 

今までは、お得意先のご機嫌を取る接待とか、

意味を感じられない、定例の会議とか、

鼻つまみながらやってきたようなことも

あと一週間の命となれば

そんなことに使いたくない。

 

一日が今までよりずっと貴重になります。

いや、一時間も無駄にしてはならない、

という気持ちになるのではないでしょうか。

 

では何をするか。

 

やはりみな

「やりたいことを思い切りやりたい」と

答える人が多いのでは、と思います。

 

 

気の合った友人と

美味しい食事と酒で

談笑しながら過ごすのが大好き、

という人があれば、

「そのように過ごす」と

答えることでしょう。

 

さっそく全国の気の合う友人を各地から呼び、

火曜の夜何時に美味しい食事と酒のある、雰囲気のいい店に集合、ということにして

とにかく思い切り楽しもうとすることでしょう。

 

その人にとってやりたいことを思う存分やるのですから、

その時は楽しい一時だったものの

酔いも回っていつの間にか寝てしまった。

 

起きてみたら水曜日の夕方になっていた。

二日酔いで頭痛い・・・

 

そのときにどんな気持ちになるか?

 

「あ~、充実した過ごし方だった。

あと4日間、がんばるぞ。」

と前向きになるか。

 

「あ~、あと日曜日の夜まで

正味4日になってしまった!

7日あったのが、

もう4日だけになってしまった。」

と不安と焦燥感に心が追われるか

 

あと一週間の命と自覚した時でも

居ても立ってもおれない不安と焦りにせきたてられるでしょうに

あと4日間になったらどうでしょう?

 

あと4日、何に過ごすか。

 

やはりやりたいことをしようと思うでしょうから

気の合った友人を呼んで

木曜日の夜から

さらに贅沢な食事と酒で

思い切り楽しもうとする

 

今度はオールナイトで楽しもうと意気込んでいても

やはり酔いが回って朝方眠ってしまう。

 

起きてみたら土曜日の朝になっていた!となれば、

その人の不安と焦りはどうでしょう。

 

木曜日の朝に感じたそれよりも、

ずっと大きくなっているのではないでしょうか。

 

楽しかったこと、やりたかったことは

もう終わってしまったこと

過ぎ去った夢。

現実はあと2日の命だ、と重すぎる事実。

 

あと一週間の命となった時に、

その人がどうしても果たすべき目的、

それが人生の目的です。

 

仏教では、

人生の目的と呼べるのは

【木曜日にその目的果たしたら

いつ日曜日の夜を迎えても満足だ、といえるもの】

だ、と説かれます。

 

この目的果たすための一週間だった、と

心から感謝できるものです。

 

『無常を観ずるは菩提心の一なり』(釈尊)

(死をまじめに見つめることが

本当の幸せへの第一歩である)

 

あ~長くなりました。明日に譲ります。

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