親鸞に学ぶ幸福論

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意味のないような会話のやり取りが信頼貯金を貯めている【言辞施(2)】

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近所のおばさんとすれ違う時

「あら、こんにちは。」

「お出かけですか。どちらまで。」

「ちょっとそこまで。。」

「そうですか。お気をつけて。」

こんな会話が交わされます。

 

どこへ行くのか、を聞かれて

ちょっとそこまで、では答えになっていないのですが、

聞いた方も、そうですか。とうなずいている。

日本中で繰り広げられる変な会話です。

 

「あら、こんにちは。」

「こんにちは、今日はいい天気ですね~。」

「ほんと、いい青空で。」

「ではまた。」

「はい、失礼します。」

こんな会話のやり取りもあります。

 

「今日はいい天気ですね~。」

と言われて

「見りゃわかるだろ?だからどうしたってんだ?」

と答えたら人間関係は成り立ちません。

 

意味のない言葉のやり取りが、

実は人間関係には極めて大事な意味を持ちます。

言葉が潤滑油となって、摩擦が起きないのです。

 

「二言あいさつ」という言葉もあります。

あいさつの次に、もう一つ言葉を添えることをいいます。

 

あいさつの一言だけであと無言だとどうでしょう。

「こんにちは。」

「あっ、こんにちは。」

「・・・・・」

「・・・・・」

(両者、無言ですれ違う)

どうです、なんか心の距離を感じますよね。

場合によっては

「怒ってんのかな」

と疑心暗鬼にもなります。

 

これが二言あいさつだと、

心の距離はずいぶん近づきます。

「おはようございます。寒くなってきましたね。」

「こんにちは。先日はご馳走様でした。」

「よっ。元気?」

etcです。

一瞬の間に交わされるあいさつと笑顔で

相手の懐まで飛び込んでしまうこともあるのです。

 

言葉をかけることは

仏教では『言辞施』といって

物や財に恵まれていない人でも

心がけ一つで誰でもできる布施行の一つに数えられています。

 

家庭でも職場でも

仲が良く、居心地のいい集まりには

こういう一見意味のないような会話のやり取りがなされているものです。

 

 

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