親鸞に学ぶ幸福論

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『人は平等である』と喝破された釈迦の美男弟子、阿難のエピソード【御同朋、御同行(2)】

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阿難(あなん)という

お釈迦様のお弟子が、

ある夏の暑い日、

祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)に帰る途中、

余りにノドが渇いたので、

樹の陰で一人の若い女が

手桶に水を汲んでいるのを見て、

一杯の水を求めました。

 

阿難は美男で有名でした。

 

釈尊在世中、

遂に悟ることができなかったのは、

余りにも女難が多かった為だと

言われています。

 

その阿難に言葉をかけられた娘は、

赤面しながら小さな声で、

「私は卑しい素性の女です。

貴方のような尊い身分の方に、

あげたくてもあげられません」

と断りました。

 

当時のインドには、

カースト制といって

婆羅門(ばらもん)

刹帝利(せっていり)

吠舎(べいしゃ)

首陀羅(しゅだら)

といわれる、厳として

破ることのできない

社会の階級がありました。

 

婆羅門(僧侶)と刹帝利(王族)は、

殆ど同等の尊い身分とされていたが、

吠舎はそれらに対して、

婚姻は勿論、

交際から職業までも禁じられていました。

首陀羅に至っては、

直接それらと言葉も交わされぬという、

虫ケラ同然にみなされていたのです。

 

今の娘は、その首陀羅であったのです。

 

釈尊は、かかる四姓の鉄壁を打ち破って、

総ての人々は平等である、

と喝破せられた方でした。

 

阿難は、優しく娘を慰めて

「人間は生まれながらに

貴賤が定まっているのではない、

仏の教えは一切の人々は、

生まれながらに平等であり、

自由だと教えられているのです。

 

どうか遠慮なさらずに

私に水を一杯布施して下さい」

と少女をはげましています。

 

オバマ大統領の就任演説のスピーチを

思い出しました。

 

「60年前、地元のレストランに入るのを拒絶された父を持つ男が、

 今、あなたの目の前で宣誓を行おうとしている」

と言っていたのが

強烈に印象に残りました

 

アメリカが、世界が、

人種差別撤廃に向って

大きく前進している

 

ブラウン管越しでしたが、

そのダイナミズムな変動を

肌で感じたのです。

 

しかし考えてみれば、

お釈迦様は

すでに二千六百年の昔に、

しかも世界史上でも、類を見ない、

あの悪名高きカースト制のインドで

「万人は平等なり」と

宣言されたということは、

実に驚嘆すべき事実です。

 

 

 

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