親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

自分の弱さを知っている者は人生の苦しみを乗り越えようと、真実を求める【外道(2)】

f:id:kikuutan:20150421220313j:plain

人間、苦しいことが重なると、

「なんで自分だけがこんな目に合わなければならないのか」

真剣に思い詰めるようになります。

 

一つ二つの苦しみなら、

試練の時だ、何とか乗り越えなければ、と

冷静に対処できても、

ときに人生にはいくつもの苦しみがいっぺんにやってくることがあります。

 

そうなると、

「なんでオレだけが?」

「どうして私ばっかり?」

とどうしても口について出てきます。

そんなこと考えたって仕方ないよ、と

周りから言われても

当事者は考えずにおれません。

 

そこへきて

「あなたに不幸なことが重なるのは霊のしわざです。」

と断言されると、

「そうだったのか!」と図星のように思われて

不安になってくるのです。

 

普段ならそう言われても

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と

のんきに、話半分に聞いておれることでも

苦しいことが重なって、

なんで私ばかり?と悶々としてきたところに

断言されると人間は弱いもので、

信じ込んでしまいます。

 

前世占い、守護霊、姓名診断、先祖の霊障、家の方角や墓の形etc・・

種々雑多の迷信に付け込まれる余地がここにあります。

 

『溺れる者はワラをもすがる』

溺れている人はパニックになってしまって冷静な判断ができません。

ワラにすがったってどうにもなるものでもないんですが、

溺れている時は冷静な判断ができなくなってしまう。

 

 

それと同じことで

今も苦しく、先行きも暗く、

もう何が何だかわからない、となっている時には

根拠のないいい加減な迷信にも

ついすがってしまう、

ここに人間の弱さがあります。

 

そんな不幸な人、不安な人に付け込んで騙そうとする者がまた多いことを

よく知らなければならないでしょう。

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。