上場される見込みのない未公開株を
言葉巧みに買わされた詐欺事件の被害者の話を
知り合いから聞きました。
被害者はせっかくの退職金を騙し取られたのですから、
その苦しみはこちらの想像できるものではありませんが、
それにしても「どうしてそこで騙されるの。」と
悔しく思ってしまいます。
「うまい話に裏がある」
と危険センサーが働かねばならないと思います。
だますほうがもちろん悪いです。
とはいえ、だまされる人も、
一攫千金を夢見て、
楽して資産が増えていくという話に
身を乗り出した結果、
だまされてしまったのですから、
因果の道理がわからぬ無知が
苦しみを招いたことは否定できません。
まいた種に応じた結果しか起きません。
まかぬ種が生えたためしはありません。
たとえドカッと儲けたとしても
そういうお金はすぐに消えていきます。
『ドカ儲けする人はドカ損する』と
言われるとおりです。
「あーあ、どっかにいい話無いかな」
「どかっと儲けたいなあ。」
それは道のどっかにお金落ちてないかな、と
町中歩くようなものです。
そうやってきょろきょろ歩いているうちに
案の定、お金拾えた、という話はありません。
お金はみんな欲しいから、
お金の落し物は誰もほおっておきませんから。
【成功も栄達も
努力の結晶である
楽して得られるものは
貧と恥のみ】
と言い聞かせなければならないでしょう。
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