なぜ自己を知ることが大事なのでしょうか
「自分とは何か?
そんな一円の得にもならないことあれこれ論じるひまあったら
どうやったら儲かるか、
どうしたらあの人が振り向くか、
を考えた方がいいじゃないか。」
という人もあります。
しかし自己の姿を知らないで、
真の幸せを得ることは難しいのではないでしょうか。
「敵を知り 己を知らば
百戦して危うからず」
孫子の兵法書にある有名な言葉です。
【敵を知る】とは
▼兵隊の数は?
▼どんな武器を使っているか?
▼敵の大将の器は?
しかし、それ以上に大事なのが、
【己を知る】ことです
▼味方の兵隊の数は?
▼こちらはどんな武器を使っているか?
▼オレの大将としての器は?
これこそハッキリ知っておかないと、
戦にはもう勝てない。
戦争だけでない。
己を知らねば、人生の勝利者になれない。
就活を例にとってみましょう。
まずエントリーシートを書くところから始めます。
自己分析し、
自分の適正に合った仕事を選ぶところからです。
「あの会社ステイタスあるし、収入もいい。」
と、会社だけを見て、
己を知らずば、
就活はうまくいかないものです。
例えば、ジャニーズ事務所に
タレントとして就職したい
と思っても、
誰もが入れるわけではない。
(私は当然小学校のときからあきらめています)
結婚でも同じことです。
あの人カッコいいと思っても、
問題は自分が何十年も
その人と人生を共にできるんだろうか、
ということでしょう。
「この人は自分をずっと大切に思ってくれる人なんだろうか?」
と相手を見極めることも大事ですが、
▼「自分はこの人をずっと愛し続けることができるだろうか?」
▼「共に生活していく中でこの人に嫌われないような言動を
自分はできるんだろうか」
これはもっと大事なのではないでしょうか。
離婚の原因は、
「相手を見ていなかった」
とも言えるがそれ以上に
「自分を見ていなかった」
ところにある、ともいわれます。
己の人生を勝利する要はやはり
「敵を知り 己を知らば
百戦して危うからず」
となるのではないでしょうか。
仏教は別名『法鏡』といわれます。
私の真実の姿を映す鏡ということです。
平泉藤原一門が一切経を学ぼうと宋より輸入した時、
10万5千両で購入したそうです。
これを現代の金額に直せば、数十億円となります。
これだけのお金があれば、
新幹線整備やオリンピック誘致の運動とか
いろいろできると今の政治家なら考えそうですが、
それよりも、当時の平泉一門は
法鏡を見つめ、己を知ることに
重きを置こうとしたのかもしれません。
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