親鸞に学ぶ幸福論

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「死ぬことしか考えていなかった」少女の気持ちを変えた母の言葉とは?

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十七歳の援助交際を描いたベストセラー『ラブ&ポップ』で、

作家の村上龍氏が訴えたかったのは、

「自分に価値があると感じられない女子高生が、大勢いる」

という事実です。

 

「どうせワタシなんか」が、彼女たちの口癖だといいます。

 

援助交際だけでなく、自殺、殺人、暴力、薬物、虐待、依存症

これら諸問題は、誰からも大切に思われていない

悲しみと怒りと虚しさが引き起こしている、

といえるかもしれません。

 

たよる人、支えになってくれる人がいないと、

人は生きていけないのです。

 

自分にとってかけがえのない大切な人には

『あなたが大切だ』というメッセージを

表情でも、言葉でも、行動でも示し続けることです。

それはどれだけあってもいい。

その人にとってどんなにか生きる力となることでしょう。

 

以下は心を揺さぶられた投稿文書です。

 

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私は18歳の誕生日を迎えました。

 

半年前の私には

「18歳の誕生日」の予定はなかったので、

今までの誕生日の中でも特別な、

自分の中での大きな節目だったように思います。

 

半年前、私は「死ぬこと」しか

考えていませんでした。

 

毎日毎日、ベランダから飛び下りようとしたり、

カッターナイフで手首を切ったり、

を繰り返していました。

 

薬を大量にのんで意識を失い、

救急車で病院に運ばれたこともありました。

 

その度に母は必死で私を止めました。

 

部屋の中の刃物を集めて保管したり、

音がするとすぐに私の部屋へ飛んできたり……

 

けれど、どんなに母を困らせても、

あの時の私の心の中は空洞で

何も感じていませんでした。

 

私は幼いころから、

これといった特技がなかったので、

勉強だけが自分の強みでした。

 

しかし高一の夏に体調を崩してから、

まったく勉強ができなくなり、

私は一気に「生きる糧」を失ってしまいました。

 

それからは、普通の生活ができない自分への悔しさと、

家族に負担がかかることへの申し訳なさから、

「私はいない方がいいんだ! 生きている価値なんかない!」

と自分を異常に追い詰めるようになりました。

 

しかし、どんな時でも「転機」というのは訪れるようです。

 

ある時、「私なんかいらない子!」と泣き叫ぶ私に、

母が落ち着いた顔でこう言いました。

 

「たとえどんなにあなたが重い病気でも、

 看病が苦痛だなんて思わない。

 勉強ができなくても、

 出来の悪い子だなんて思わない。

 あなたが『今』を生きていてくれるだけで、

 お母さんは嬉しいの。

 あなたは、大事な大事な子なの。

 

 だから自分を責めないで。

 

 『いらない子』なんかじゃない。

 

 お父さんとお母さんの娘は、

 後にも先にもあなたしかいないのよ」

 

その時、母の瞳から一筋の涙が流れました。

それはどんな宝石も敵わない美しさでした。

あの言葉がなかったら、今ここに私はいないでしょう。

この気持ちを言葉に表すのは到底無理です。

 

だから私は、たとえ世界中を敵に回しても、

母の味方でいる、と断言します。

 

(福岡県 18歳・女性)

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