親鸞に学ぶ幸福論

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えこひいきする先生は悪いのか

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■小学生へのアンケートですが、

嫌いな先生ベスト1は?

それは【えこひいきする先生】だそうです。

 

万事冷たい先生より、えこひいきする先生のほうが

嫌われるんですよね。

 

えこひいきする先生だって、

他の生徒を不快にしたいのではない、

ある意味、情に厚い人だと思うのです。

家庭が複雑で、気の毒な境遇な生徒がいれば、

どうか卑屈にならずに、ひねくれずに、まっすぐに育って欲しいと

人一倍、その生徒に心をかかって、ついついその子のことで

頭がいっぱいになってしまうのでしょう。

 

家庭訪問したり、声をかけたりしているうちに、

「あの子ばっかり。」と他の生徒から

苦々しく思われるようになる。

それで【えこひいきする嫌いな先生】になってしまい、

万事生徒に冷たい先生よりも嫌われるというのですから

理不尽な感もあります。

 

■ある早稲田の女子大生が言っていたのですが

小学生のとき、その子はよく手を挙げたのですが、

ある教師からは、いつも指されなかったことがあるそうです。

教師はたまに挙手する生徒を優先的に指名するという方針だったそうで

それはそれで教師の気持ちもわかります。

たまに手をあげた生徒を指したいという心情は理解できます。

ところが指されないその子は

その先生のことが「大嫌い」だったそうです。

 

・・難しいものです。

 

仏教では人間の慈悲を『小慈悲』と呼び、

3つの欠点を指摘しますが、

その欠点の一つが【差別がある】ということです。

慈悲をかけてもらった人、親切にしてもらった人は

うれしいでしょうが、一方で、慈悲をかけてもらえなかった人、

無視された形になった人があります。

慈悲をかけている一方で、

人知れず誰かを傷つけていることがあるのです。

 

■複数の人がいると、平等に相談に乗らないと

不協和音が起きることもあります。

平等が大事、です。

こっちの人に30分なら、こちらにも30分。あちらにも30分。

ゼミの講義の最中でも、顔を向けている時間も

計っていなければならない。

平等といっても、時間だけじゃない。

こちらには笑顔だが、こっちにはむすっとしていたとか。

これもだめ。気苦労は絶えません。

 

■真剣に慈悲に生きようとすると

この小慈悲の欠点の壁にぶつかり、

人間の慈悲の限界に泣かされることになりましょう。

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