親鸞に学ぶ幸福論

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ナチスにエニグマ解読を伏せたチャーチルの決断にコベントリーは何を思うか

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仏教では、人間の慈悲には

三つの欠点があると説かれていますが、

今日はそのうち『盲目の慈悲』という問題点を

ある事例を通して、

考えてみていただきたいと思います。

 

「エニグマ」という映画があります。

映画のタイトルは、解読不可能とされた

ナチスドイツの暗号の名前です

イギリスは、エニグマ解読に、約1万人を投入し、ついに解読に成功します。

その結果、ドイツはコベントリーという町を

11月14日に空襲すると判明しました。

情報はチャーチルのもとに伝えられ、暗号研究所のメンバーは、

イギリス軍がドイツ軍を返り討ちするニュースを

心待ちにしていました。

ところが、チャーチルはこの情報を無視します。

コベントリーは無防備のまま空襲を受け、街は壊滅的な被害を受けました。

このときチャーチルは、コベントリーを失うことよりも、

イギリスの暗号解読能力を知られることを恐れたのです。

 

この難しい政治的決断を、後にチャーチルは

『第2次世界大戦回顧録』で告白しました。

『回顧録』はノーベル文学賞を受賞し、

思慮深き勇断であった、と評価されています。

しかし、もし空襲された町に、あなたの家族が住んでいて、

殺されてしまったとしたら、チャーチルにあなたは

どんな気持ちを抱くでしょうか??

 

「大の虫を生かすには小の虫を殺さねばならぬ」

ということわざもあります。

「小善は大悪に至り、大善は非情なり」

という格言もあります。

 

コベントリーの町の中心広場には、

第2次世界大戦時に爆撃を受けた建物が、

今でも当時のまま残されています。

市民はいつまでも、この空襲を忘れずにいます。

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