親鸞に学ぶ幸福論

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もう好きになれない人の特徴とは

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仏教では108ある煩悩の中でも

特に私たちを煩わせ、悩ませる煩悩が6つあるとして、

それを六大煩悩といいます。

 

その一つが『』という煩悩です。

『慢』とは慢心の慢、うぬぼれ心のことです。

お釈迦様はこの『慢』という煩悩を七通りに分けて

『七慢』を説かれていますが、

このたび何回かのシリーズで、

その中の『慢』『過慢』『慢過慢』の3つを取り上げてみたいと思います。

 

今日は『慢』についてお話しします。

『慢』は、自分よりも劣った相手を

情けない奴だとバカにする心のことです。

自分よりも劣った人は目につきます。

仕事ができないとか

人間関係が下手だとか

容姿がよくないとか

そんな時に見下す心がふっと出てきます。

 

「あいつ、あんな仕事もできないんだな。」

「人の心がわからないダメな奴だ。」

と心の中でレッテルを貼る。

もちろん顔や言葉には出しませんが、

心に思う。

たいてい人は、お金持ちや立場が上だったりする人には

ちぎれるほど尾を振って近づいていくのに

自分よりできない人となると

無視してぞんざいな扱いをするものです。

 

できない人、劣っている人を見て

そう思ってしまうのはしょうがないのではないか、

と思われるかも知れませんが、

相手を踏みつけている恐ろしい心でしょう。

 

いじめ、差別や迫害、民族浄化などの悲劇も

この『慢』の心が引き起こしている面は否めません。

 

自分が見下げられる立場に立った時のことを思い返して見られれば

『慢』の心がいかにおそろしいものかわかるでしょう。

 

「上から目線」は誰でも嫌なものです。

「あー、おれ、こいつに見下されているな」と感じると、

その人がもう好きになれません。

とても仲良くなれそうもありません。

ライバル意識を持たれているとか、

苦手意識を持たれているとか、

嫌われているとか、

そういうのも嫌ですがまだ耐えられます。

ところが自分を見下している人の存在には

とても耐えられないという感情が出てきます。

私たちもこの『慢』の心で、

どれだけの人を傷つけ、苦しめてきたことでしょう。

自戒していかねばなりません。

 

 

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