親鸞に学ぶ幸福論

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アドラーが言う、人間を根本的に動かしているものとは

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「お前のような息子をもって恥ずかしいよ。

 ワシントンはお前の年には検査官になって仕事に励んでいたそうだよ。」

「それでワシントンはお父さんの年には何になってたの?」

「…、うん…。大統領になっていた」

これはアメリカンジョークですが、

自分のことはわからず、人の欠点やできないところばかり目につく私たちは

職場でも家庭でも

上から目線のひんしゅく発言をしてしまいます。

 

個人心理学の祖アドラーは、

人間を根本的に動かしているのは「優越を求める心」だと言いました。

仏教ではこの「優越を求める心」を『慢』といい、

六大煩悩の一つに数えられます。

 

『慢』は人生のどこかで身につけたものではなく、

煩悩の固まりである人間が

生まれつき有しているものです。

職場の同僚に対して、酒の席なんかで

その人がその場にいないことをいいことに

その人がいかにできていないかという話で盛り上がって

悦に入っている集団を見ると

気持ちいいものではありません。

 

たしかに言われているその人は、

言われている件については

そこで笑いあっている人よりできないのかもしれませんが、

慢心のみにくさを見る思いがします。

 

分別ついた大の大人でも

慢の心を律することがなかなかできないのは

このような事例が多いことからもわかります。

子供の世界でもできない子がいればいじめの対象になりますし、

江戸時代の農村でもある特定の部落を差別しました。

人種差別、迫害などどこの世でも繰り返されてきたのをみても、

この『慢』の恐ろしさが知らされます。

 

「あのことがあいつはできていない。」

「このことはとりわけだめだ。」

とできていない点ばかり査定して、

人を評価する者はどこにでもいますが

その人の長所、他の人にない才能を見出し、

得意な点を評価され、伸ばしていくような人がなかなかいないのは

『慢』の心と戦って常に自戒することの難しさを証明しているようです。

 

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