親鸞に学ぶ幸福論

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縁によって変わる人生:ライバル

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【縁(1)】

 

フィギィアスケートではライバルの演技中に

「失敗しろ」「転倒しろ」

とどうしても思ってしまうのではないでしょうか。

暫定1位、最後演じるこの人が自分よりポイントが低ければ優勝、

という場面では、その人が転倒でもしたら、

「やった!これで優勝だ!」

と内心うれしく思うのは否めません。

 

そんな心で相手の演技を見るのは嫌だから、

見ないようにしている、というアスリートも多いかと思います。

 

昭和50年代、両エースとして巨人を支えた江川卓と西本聖は、

廊下ですれ違っても顔さえ合わさず、

互いが投げる試合を見ながら、

「打たれろ!負けろ!」

と心の中で叫び続けていたといいます。

 

ライバル心むき出しの感情から

相手を批判したり、足を引っ張るようなことをしたら

浅ましいことになります。

 

ところが一方、負けん気、嫉妬心が

怠惰に流れようとする己の心を叩き、

こんな程度ではあいつに勝てるか、とさらなる高みを目指し、

精進努力を重ねていくことになれば、

そんなライバルの存在ほどありがたいものはありません。

 

ゴン中山の引退を聞いたキングカズが

うるんだ目をぬぐいながら

「寂しいというか…。

あいつがいたから、僕自身、ここまで来られた」

と語ったと言います。

フランスW杯でカズが日本代表から落選した時に

FWで選出されたのがゴン中山だったのですから、

その当時は中山の活躍をカズも心穏やかになれなかったと思うのですが、

今、振り返って「今の自分がいるのはあいつがいたからだった。」

と感謝しているのです。

 

ライバルの存在はその時は煙たく、邪魔で、

歓迎されざるものですが、

後で振り返れば

「あいつがいてくれてよかった。」

と感謝できる存在なのでしょうね。

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