親鸞に学ぶ幸福論

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仏教の説く「十方微塵世界」とは

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【十方微塵世界(1)】

 

仏教では大宇宙のことを

『十方微塵世界』と言われます。

略して『十方』とも言われます。

 

お経を読むと『十方世界』とか『十方衆生』とか

『六方諸仏』とか『六方証誠』という単語を散見いたしますが、

仏教ではよく『十方』とか『六方』という表現がとられます。

 

我々が方角を語る際は

普通「四方」もしくは「八方」ですね。

「四方」といった場合、東・西・南・北のことで、

昔の中国では蛮族の住む地を

東夷、西戎、南蛮、北狄と呼んだようですが

国や村や地域を差す時に使います。

これにさらに「東南アジア」とか「都の西北」といったように、

東南、東北、西南、西北の4つ加えて

八方と呼んでいます。

 

「四面楚歌」とか「八方総塞がり」とかよく使われますように

「四方」「八方」という言い方は私たちもなじみがありますが

仏教ではこれに2足して『六方』『十方』と表現します。

六方とは東西南北にどこを二つ足すのか、といえば

このプラス2は「上」と「下」なのです。

 

東の国、西の地域、北の民、南の村、などの表現だけでなく、

上の世界、下の人々、という表現が使われています。

東西南北上下の方向に世界は広がっている、

と説かれており、

しかも『微塵』といわれているのは

その空間上に微小な塵のように世界がある、

と教えられています。

 

その塵の一つが私たちの住んでいる世界である、として

これを『塵刹』と言われます。

今日の天文学を学んでいる私たちが知れば

このような宇宙観に理解は及びますが

当時、2600年前の人はこれを聞いてどう思ったでしょう。

 

世界の屋根ヒマラヤ山脈や

悠遠な流れのガンジスの河を見て

日々生活している人たちに、

「お前たちの見ているこの世界は微小な塵の一つにすぎない」

とお釈迦様は説かれたのですから、

この釈迦の教説を当時の人はどう受け止めたことでしょうね。

 

明日も仏教の説く宇宙観の話を続けます。

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