親鸞に学ぶ幸福論

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アメリカの公認会計士に合格した留学生の忘れられない言葉

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【縁(1)】

 

友人のMくんが

アメリカの公認会計士試験に

合格したという知らせを聞きました。

 

Mくんとは、彼がサンタモニカカレッジに通っていた時に

仏教を聞きたいということで、

縁ができた仙台出身の留学生でした。

もう7年前ですね、

毎週一回、彼のホームステイ先の

ユダヤ人夫婦の家に訪問して、

こつこつ話し込んだのが、懐かしく思い出されます。

 

その当時からアメリカの会計士の資格をとりたいと

言っていましたので、

ついにユメをかなえたことを

心から祝福したいです。

 

Mくんが言っていたことで

「そういうの言う奴多いけど、それなら日本帰れよ、

 って、オレ言います。」

という言葉が今も心に残っています。

 

そのときの語勢や表情が、温厚な彼には珍しく、

感情をあらわにしましたので、

今もよく覚えているのです。

 

それは私が、

「よく留学生の中に、

アメリカ社会やアメリカ人のものの考え方に

腹を立ててる人多いよね。」

と言った時の反応でした。

 

私は二年間ロサンゼルスに住んでいましたが、

住んでいるところと目と鼻の先に

エルカミノカレッジ(エルカミノ短大)があり、

そこに通う日本からの留学生と、

日本人同士の気安さから

一緒に話をする機会もよくありました。

 

アメリカの大学生はすごく勉強します。

高校時代までは、知識、学力は

日本のほうが上なのですが、

大学の時点で、日本の若者は追いつかれ、

抜かされていくのだと痛感しました。

大学(ユニバーシティー)時代、

はたから見ててもわかるほど、

彼らはよく勉強しています。

その中にあって、日本人の留学生が

そのペースについていくのは大変です。

慣れない英語の授業を受け、

一冊の本を読むのも、

辞書と格闘しながら

現地のアメリカ人の数倍の時間をかけています。

 

それでも残念なことに勉強についていけず、

断念して、途中帰国したり、

大学を辞めて、なんとなくしばらくこちらにいる、

という留学生をたくさん見てきました。

 

そんな留学生からよく聞かされたのは、

「アメリカが悪い」という論調です。

彼らの話を聞いていると、

確かに理不尽に思うことも多く、

言いたくなる気持ちもわかります。

 

Mくんの言葉は、

そんな文句を言う留学生への憤りなのだ

と思っていたのですが、

合格の知らせを受けた今になって、

あのときのことを振り返ってみるに、

彼のあの言葉は、

自分に言い聞かせていたのではなかろうか、と。

 

アメリカという、環境の壁にぶつかった時に

「オマエはこの国で一旗あげるために来たんだろ」

と常に自分に言ってきたからこそ、

あんなに感情が入っていたのではなかったか。。。

 

考えてみれば、

アメリカが悪い、というなら、

アメリカに来た人は、

みんな不幸になっているはずです。

実際は、そうではない、

M君のようにアメリカ社会に溶け込んで、

成功していく人もたくさんいるのですし、

アメリカンドリームという言葉もあるように、

徒手空拳の若者が、

ユメだけを胸に成功できる国です。

 

アメリカという土壌で、

大輪の花を咲かせることができるか、

あるいは枯れてしまうか、

それは土壌のせいではない、

【どんな種をまくか】

にかかっているんだと

仏教では解き明かします。

 

この発想がきちんとできるようになると、

人生は大変わりします。

そのために知っていただきたいことが

『縁』ということなのですが、

何回かのシリーズでお伝えしていきます。

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