親鸞に学ぶ幸福論

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鈴木貫太郎の為した難事はもっと評価されてもいい

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鈴木貫太郎という人があります。

太平洋戦争終戦時の日本の首相だった人です。

戦争を終結させる難事を成し遂げた政治家です。

 

首相就任時は軍部が「本土決戦」「一億玉砕」と

国民の士気を鼓舞していた時代でした。

当時ポツダム宣言に対し、

讀賣新聞で「笑止、対日降伏條件」、

毎日新聞で「笑止!米英蒋共同宣言、自惚れを撃破せん、聖戰飽くまで完遂」

と一面で紹介していた、という一点を取り上げてみても

「降伏を受け入れる」という決断が

いかに困難なことだったかわかります。

 

実際、鈴木首相は終戦の日、自宅が襲撃にあい、

間一髪で救出されています。

その後も自宅を放火され、さらに

「国を売った首相に水をかける義理はない」

と誰も消化活動はしなかったそうです。

 

もし本土決戦が行われていたら

民間人を含む沖縄玉砕戦のような悲惨な事態が

日本各地で起きていたでしょう。

命の危険を覚悟で誰かが声をあげなければならなかった時代でした。

 

人間は誰しも周囲の目を気にします。

怖れる気持ちもあります。

やらなければならないと分かっていても、

非難されるようなことはしたくないと思うものです。

ましてや、生命に関わる危険があれば絶対嫌でしょう。

そういう気持ちに後髪をひかれて

人は信念を曲げても周りに同調し、

安全な道を選んで人生を終えていきます。

そんな人ばかりの中、

「百万人往けども、我往かず」

身命を賭して信念を貫く指導者こそ、

真の先覚者と仰がれるのでしょう。

 

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