親鸞に学ぶ幸福論

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草枕の冒頭に見る仏説

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「智に働けば角が立つ。
 情に棹させば流される。
 意地を通せば窮屈だ。
 とかくに人の世は住みにくい」
夏目漱石の『草枕』の有名な冒頭です。

「智に働けば角が立つ。」
あいつは冷たい。人情味が薄い。杓子定規だ、理屈っぽい。ドライだ。

「情に棹させば流される。」
優柔不断だ、頼りない、日和見主義だ、一貫性がない、

「意地を通せば窮屈だ。」
意固地だ、頑固だ、融通が利かない、偏屈だ、

どんな生き方をしても
人からの非難は免れようもありません。

親鸞聖人は「生死の苦海ほとりなし」と言われています。
「生死(しょうじ)」とは、
仏教では「苦しみ悩み」のことです。

人生とは、苦しみの波が次々と果てしなくやってくる海のようなもので、
これを「生死の苦海」と言われました。

「ほとりなし」とは、360度、どこを見渡しても
島影一つ見えない、
空と水の水平線ばかり、
やれやれと休める処がない、という意味です。

どんな仕事についても、
サラリーマンになっても
起業しても
独身でも
結婚してみても
日本に住んでも
イタリアに住まいしても
いくつになっても
苦悩の波は果てしない。

成功すれば妬まれ、
厳しい目にさらされることになり、
失敗すれば馬鹿にされ、
無視されることになる。

この道だけは邪魔する者がいない、
この方向だけは皆が賞賛してくれる、というのはない。

そんな中、親鸞聖人は、
さえぎるものなき「無碍の一道」のあることを、
宣言されました。

『歎異鈔』では、第七章がそれです。

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