【宗教(3)】
イスラム教徒によるテロ事件がニュースに取り上げられると、
よく日本に住むアラブ人やイスラム教徒へのインタビューが映され
イスラム教は寛容で平和的な宗教であることが
彼らによって主張されます。
そして、テロは間違っていると一様に言います。
テレビ局としては宗教批判にならないようバランスを取る意味で、
こういうインタビュー内容を放映するのかもしれませんが、
これに違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
風刺画で話題になっている預言者ムハンマドは
神の預言者としての顔のほかに
敵対者との戦争に生涯を費やした軍事指導者の顔を持ちます。
イスラム教は温和な宗教だと、
イスラムの道徳や寛容の精神を根拠に語る人もありますが、
少なくともコーランを遺したムハンマドは
異教徒の地を征服、殺害し、
アラビア半島から異教徒を追放せよ、
と遺言を残した人です。
どこが平和的なんでしょうか。
潔癖にイスラム教を信仰しようとする者なら
ムハンマドのように、と思うでしょうし
異教徒との戦争をジハード(聖戦)と称して
自らの行動に正当性するのは、
彼らの思想的帰結でしょう。
テロ組織は怖いですが、
もっと怖いのは殺人行為に正統性を与える「教え」です。