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親鸞に学ぶ幸福論

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欲を見たそうとして恐ろしいことを考える一人の主婦

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【貪欲(3)】

私たちの持つ欲の中でも代表的なものをお釈迦様は五つ挙げて

『五欲』と教えられます。

そして人間は常に五欲で動いている、

と説かれています。

 

五欲とは

【食欲】【財欲】【色欲】【名誉欲】【睡眠欲】の五つです。

【食欲】とは食べたい、飲みたい

【財欲】とはお金が欲しい、

お金だけでなく、車が欲しい、服が欲しいといった物欲も

この財欲に入ります。

【色欲】とは

男性なら女性が欲しい、

女性なら男性が欲しい、と

異性を求める欲。

【名誉欲】とは

人からほめられたい、

認められたい、

嫌われたくない、という欲。

【睡眠欲】とは

寝ていたい、

楽したい、という欲

これは皆さん、自分の心に日々現れている心でしょうから

よくわかられると思います。

 

さて、この欲の心を仏教では「青」にたとえられます。

青鬼の獄卒が罪人を痛めつけている様子が

描かれた地獄絵図を見られたことはありませんでしょうか。

あれはどこかに地獄の鬼がいて

その第三者たる鬼によって苦しめられるのではなく、

自らの深い欲のために罪を造り、

報いで苦しんでいるのですよ、

と教えられている絵なのです。

ではなぜ欲の心を青に例えられるのかと申しますと

海は、深ければ深いほど青みを増すように、

底の知れない欲の心を「青」で表わされています。

無ければ無いで欲しい、

有れば有るでもっと欲しい、

どこどこまでも際限のない欲に振り回され、

罪を重ね、結果としてその報いで苦しんでいるのが私たちです。

 

ひとつの実例を通してお話ししましょう。

ある夫婦。

すでに二人の仲は冷え切っており、

寂しさから奥さんがパート先で出会った男性と

不倫の仲になりました。

もし発覚したら夫婦は崩壊の憂き目を見るのですから

こんなことは終わりにしなければ、と思うものの

欲の心で密会を重ねてしまいます。

 

そして青に例えられるように

欲は際限ないものですから、

最初は一か月に一回くらいの逢瀬がいつしか

頻繁に会うようになり、やがては

「生活を共にしたい」

とまで思いつめるようになります。

 

この奥さんの欲は五欲の中でいえば

『色欲』にあたります。

では奥さんがこの『色欲』を満たす方法としては

離婚という選択肢がまず考えられますが

それは奥さんにためらいがある。

離婚したら経済的に大変になるからです。

欲しいものも買えなくなる、生活に追われる、

いわゆる『財欲』が満たせなくなるという理由から

一歩踏み切れないでいる。

さらに離婚は『名誉欲』からいっても

バツイチとなり、離婚の理由が理由なだけに

親兄弟親戚からあきれられるかもしれないと思うと憂鬱です。

それら財欲や名誉欲を満たそうという時には

離婚は避けたい。

しかし離婚をあきらめれば不倫相手と生活を共にできない、

今度は『色欲』を満たすことができない。

 

『財欲』と『名誉欲』を満たそうとすると

『色欲』が満たされず、

『色欲』を満たそうとすれば

『財欲』と『名誉欲』が満たされなくなる

どちらかの欲を取るとどちらかの欲は満たせない、

どこまでいっても堂々巡りのジレンマに

迷い悩むのが我々の実態です。

 

さてこの奥さん、この財欲、色欲、名誉欲、

すべて損なうことなく、

万事うまくいく道があるのがふっと浮かびました。

なんだと思われますか。

次回に続きます。

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