リストラをされたサラリーマン、
妻子がいるのに、わずかな退職金で放り出された、
そんな人の生活を追ったドキュメンタリー番組を
NHKでやっていました。
自分より若い者に
「はい、はい」と指示を聞いて、
こき使われているのですから、
屈辱的な気持ちだろうな、と思います。
自分だったら耐えられるだろうか、
という気持ちになって、
見てしまいました。
若い人に混じって、あの年で動き回るのは大変だろうと思います。
投げ出したくもなるだろう、
しかし妻子がいるのですから
自分の甘えに任せてはおけないのでしょう。
自分の心と必死に戦って
「はい、はい」と
駆けずり回っているのです。
子供の学費もある、
家賃も払わなければならない
自分が頑張らなければ、
となりふり構わぬ姿に胸を打たれました。
旦那(だんな)とは、
仏教では『布施する人』のことです。
いつの世でも、こういうことはくりかされてきたことと思います。
妻子を苦しませてはならない
少しでも楽にさせてやりたい
と、与えることに
全身全霊している父親の姿を
『旦那(だんな)』と言われるようになったのでしょうね。
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