親鸞に学ぶ幸福論

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斎藤孝教授の主張する「日本人にとっての損失」とは

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■ビートたけしの文章に

芸人の凄みを感じた部分がありましたので、

紹介いたします。

「客がノってきたのを見ながら、

自分もノってきたフリをして、

冷静にこう、トドメを刺すタイミングで言葉を喋るんだけど、

それが面白くなるかならないかっていうのは、

客席にいる自分が見て、

「今、言え」っていう感じが分からないと、

ちゃんとした芸人にはなれない」

そして

「漫才やってるときも、

もう一人の自分は必ず客席にいなきゃいけない

っていうのは舞台芸の基本」

とも書いていました。

 

■ずば抜けた結果を出す人の言葉は

ときに背中に電気が走ったよう鮮烈な感銘や衝撃が走る時があります。

ポンと何気なくつぶやかれるその言葉は、

その人の研鑚努力の結晶だからでしょう。

そんな言葉は

ある時には

「この人は何を言っているんだろう?」

と意味がわからないこともあります。

しかしあとでじわじわと知らされてくるものです。

私も人前で話をする立場ですから、

このたけしの言葉は妙に惹きつけられました。

 

■親鸞聖人のお言葉にはなんとも魅了されます。

初めて読んだときにも

その言葉の持つ不思議な情感に

なんともいえない魅力を感じたのですが、

それもどこかぼんやりしています。

それが学ぶにつれ、

じわじわと真意が知らされ

深い感銘が広がっていく。

そしてさらにどこどこまで深いのかわからなくなる・・・

そんな感覚です。

『声に出して読みたい日本語』を書いた齋藤隆教授が

親鸞聖人の言われたことを書き記した歎異抄について

『歎異抄の言葉に出会うことができなかったら、

おそらく、日本人にとっては非常に大きな損失でしょう』

と述べていますが、同感です。

さらにそのお言葉の数々は

「親鸞聖人の豊かな体験の深みからあふれ出ているものだ」

と哲学者、三木清は語っていますが

そのお言葉の源泉となった「豊かな体験」とはいかなるものか

それを学ばなければ、

これまた日本人にとって大きな損失と思います。

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