親鸞に学ぶ幸福論

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ブラックジャックに教わった、人としてあるべき姿

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年始より、2台分の自動車税と自動車保険、車検代が相次ぎました。

車はお金かかりますね・・・。

遠出する時なんか楽だし、電車より安いし、

便利だな、と重宝しますが、

払う段になると、車に不満が出てきて、手放したくなります。

勝手なものだな、と自分ながら思います。

 

「借りる時のえびす顔 返す時のえんま顔」

という言葉を思い出しました。

開業資金などで親戚や友人に融資を受ける時は満面の笑顔。

「あいつはかけがえのない友人だ」

「この御恩終生忘れない」

と心底思う。

しかし返済しなければならない段になると、

疎ましい存在になり、返済を迫られると腹が立ってくる。

 

老いた親を邪魔者扱いしたり、

介護が必要なパートナーを疎んじたりする事例も

ここかしこで聞きますが、

過去にどんな恩を受けた人でも

今の自分にとって都合の悪い存在は、

嫌な存在に思えてくる、

これも人間の浅ましい本性でしょう。

 

子供の頃、読んだブラックジャックという漫画で、

心に残っているのがあります。

(子供の時の記憶のままに書くので、正確な台詞ではありません)

外国で警察に捕まったブラックジャックのえん罪を晴らすために

勇気を出して警察にブラックジャックのアリバイを話した、

日本の平凡なサラリーマンが、

それから十数年後、生死に関わる事故に遭った。

それをふとしたきっかけから知ったブラックジャックが

パトカーにスピード違反で追われながら現場に駆けつけ、

ものすごい大金をはたいて治療するというストーリーです。

「なんでここまでしてくれたのか」と恐縮するサラリーマンに

何も答えずにその場を去るブラックジャックが

独言で「私があなたに助けられた時はもっと嬉しかった」

とつぶやく、というのがありました。

 

大人になり、恩知らずの浅ましい心が

自分にもあることを知らされて、

あらためてこのブラックジャックの行動を思い返してみると、

文句なしに頭が下がります。

恩を忘れるような人間であったはならないと反省します。

 

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