親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

「出息入息不待命終」の仏説を軽んずる人

f:id:kikuutan:20160526201456j:plain

 

 

【出息入息不待命終(2)】


逃げ出した万引き犯人を捕らえようとして

逆に胸を刺されて殺された32歳の店長がいました。

店長のお父さんが駆けつけた時はすでに死亡していました。

「息子の顔は“えっ、おれ、こんなところで死んじゃうの”と

いう顔をしていました」

とのお父さんのコメントが心に残っています。

 

まさか30代の若さで死を迎えるとは、

殺された本人はまったく思っていなかったでしょうから、

死を眼前に突きつけられ、さぞ驚いたことでしょう。

 

私たちも同じです。

まだまだ生きておれる、とかんかんに信じ込んで、

来月はあれして、来年はああなって、

10年後にはここまでいくぞと計算しています。

人より自分は先見性があると自惚れています。

 

ところがそんな私達にお釈迦様は

想定外の死が突然襲ってくることを

「出息入息不待命終」

(しゅっそくにゅうそく ふたいみょうじゅう)

吸った息が吐き出せなければ、

吐いた息が吸えなければ、

その時が、死ぬ時ですよ、と教えられたのです。

 

先を見て行動し、広い視野を持ち、

あらゆる危機も想定内として対策を立てている人も

すっかり抜け落ちている盲点が

「死ぬ」という未来です。

吸う息が吐けなくなる、吐く息が吸えなくなる時が来るなんて、

まったくの想定外であり、人類の盲点なのです。

 

こうして人に話している私も

やはり自分が死ぬ時には

「出息入息 不待命終」

のお言葉が脳裏をよぎるように予感します。

そしてはじめて、

この仏説が大げさな脅しではなく、

冷厳な真実であったこと

人生最大の盲点であったことを

肺腑にしみて知ることでしょう。

 

 

=========

仏教の教えを分かりやすく体系的に学べる
全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。