「金がほしい」「家がほしい」「カッコいい車がほしい」
「かわいい服がほしい」と金や物を求める心です。
■「金の切れ目は縁の切れ目」といわれますが、
私の知人で、昨年の夏にリストラにあった人があります。
奥さんは再就職に向って夫を支える、
と当初は言っておられたそうですが
最近その奥さんから、離婚話を切り出されたそうです。
■人は金があるときは、もみ手で近づいて来るが、
金がないと、手のひらを返したように冷たく接します。
ホテルのボーイ、旅館の仲居さんに、
チップとかお心付けとか渡すことがありますが、
額が多いとサービスは違うし、帰る時のお辞儀の角度まで違う。
こんなとき、自分に敬意を表して頭下げてると思ったら大間違いで、
自分が旅館に落としていくお金に頭を下げているのです
■大事な人間関係が損なわれているのも、
たいていは金のトラブルです。
友人でも、恋人でも、金の貸し借りは怨恨を残すものです。
その恐ろしさは幾たびか見聞きしてきました。
■遊びも、旅行も、美容も、ファッションも
グルメも、デートも、名声も、人気も、買い物も
ビジネスも、アイデアも、宣伝も、まず先立つものはお金でしょう。
不和も、病気も、家のローンも、過労も、ストレスも、
あの恥も、この屈辱も、全ては金が無いせいか。。。
「金さえあれば全てがうまくいく」
「金があれば、万事解決なのに」
「金さえあれば、金さえあれば」
と呪文のようにつぶやいて、思いつめています。
そんな『財欲』の実態を、シリーズで取り上げてみます。