親鸞に学ぶ幸福論

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顔に表さないように、必死に顔をこわばらせている愚痴の心

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仏教に『愚痴』という言葉があります。

今日日本語の一つとして、一般会話の中でよく使われます。

「あの人は愚痴ばかり言ってる」

「愚痴っぽい人だなあ」

というように、口でしゃべる行為の一つのように思われていますが、

本来『愚痴』とは心の行いです。

『愚痴』とはうらみ、妬み、嫉み、憎しみの心で、

仏教で説かれる108の煩悩の一つです。

 

私たちを煩わせ、悩ませるものと書いて『煩悩』。

この言葉の通り、私たちはこの煩悩に日々悩まされています。

その煩悩の中でも特に大きなものが三つあり、

三大煩悩というのですが、

その一つに数えられるのがこの『愚痴』なのです。

 

勝るをねたむ心、自分を思い通りにさせない人へのうらみ、憎しみは

毎日止むことがありません。

釈尊のおっしゃる通り、愚痴の心で私たちは

どれだけ心はかき回され、振り回されていることでしょう。

 

先日、勉強会に来られた女性は

三人姉妹の長女なのですが、

昨年秋に次女が都内にマイホームを建てたそうです。

次女の結婚したご主人が大企業に勤めているので給料もいいそうで

30代で都内にマイホームを持ったのです。

 

ちなみにそのご本人、長女の女性は派遣社員で独身、

三女の妹さんはやはり独身で生活保護だそうです。

次女だけが世田谷区にマイホーム。

 

その三人姉妹がこの正月に実家に集まったそうなんですが、

よせばいいのにその次女がマイホームの話ばかりするのだそうです。

そうなると、その女性は正月早々気分良くない。

「もう帰れ!!

 なんでここでそんな話するんだ。妹のこと考えないんか。

 私たちのこと、少しは気遣え!」

と腹が立ってきたと言っていました。

 

次女の無神経さにも腹が立ったけれども、

それ以上に、自分の妹の成功を素直に喜べない自分の心が嫌で、

勝るを妬む嫉妬心を正月早々見せつけられるのが嫌だ、

と言われていました。

 

もし自分の心に嫉妬心、妬みの心がなければ

心はどんなにか穏やかでしょう。

 

同期入社の友人が先に出世しても、

心から素直におめでとうと祝福できる。

好きな女性が他の異性と笑顔で会話しているのを見ても、

笑顔で楽しそうだなあ、と穏やかに見ておれる。

そんな自分なら楽でしょうね、人間関係も。

 

実態は自分の中にある愚痴の心が蛇のようにとぐろを巻いているのを

顔に表さないように、必死に顔をこわばらせています。

愚痴が三大煩悩の一つに数えられるのはよくわかる気がします。

 

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