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親鸞に学ぶ幸福論

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健康よりも、長生きよりもずっとずっと大切な事とは

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【三長者(2)】

 

100歳以上で、まだ元気で仕事している人が

書いた本が次々と出版され、売れています。

どんな暮らしぶりかな?

どんな食生活かな?

どんな心の持ちようでいるのかな?

どうしたら、あの歳であんなに元気に過ごせるのか、

多くの人が関心を持っているからでしょう。

 

最近ニュースでは、高齢者による事件が相次いでいます。

認知症の人が、車で人をひいてしまったとか、

感情がコントロールできず、周りの人を傷つけたとかで、

人生の晩節を汚す事件は少なくありません。

また寝たきりの高齢者に、介護職員が暴力を振るう、

あるいは家族が介護を嫌って寄りつかず、

孤独死するという事件もあります。

そんな事例の数々から、誰しも

「歳はとりたくないものだ」

「歳がいっても、いつまでも頭も体も元気で健やかでいたい」

と感じるからでしょう。

そういう本を手にする人は多くなっています。

 

お釈迦さまも、「健康」は「お金や財産」よりも大事だよと

教えられています。

先回からお話ししていますように、

お釈迦様は、この世に三通りの長者がいるといわれています。

1、家の長者・・お金や財産に恵まれている人

2、身の長者・・健康に恵まれている人

3、心の長者・・弥陀の救いにあい、絶対の幸福になった人

そして家の長者より身の長者、

身の長者より心の長者がよい、と説かれました。

 

健康が当たり前の時は、健康に価値はあまり感ぜず、

何よりも「お金が欲しい」と追い求めています。

それは水が当たり前に飲める時に、

水の価値を感じないようなものです。

自分の足が普通に動き、何でも食べれる時に、

その自由を感謝できませんが、

いったん健康を失った時、つくづく健康の大切さが知らされ、

お金はどれだけ出してもいいから、健康を取り戻したいと、

切に念願するのです。

お釈迦さまはこのことを

「家の長者より身の長者」といわれたのです。

それで「長生きしたい」「健康でいたい」ということが

人生の目的になっていきます。

 

では「身の長者より心の長者」とは、

どういうことなのでしょうか。

健康よりも、長生きよりもずっとずっと大事な

ものがあるよと、お釈迦様は説かれているのです。

それは「心の長者」になることだ、といわれているのですが、

心の長者とは何か、次回お話しいたします。

 

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