親鸞に学ぶ幸福論

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真田丸の大阪の陣に見る仏説

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【三長者(3)】


大河ドラマ真田丸」ついに最終回でした。

一年間のドラマの終幕となる「大坂の陣」が、

最後の2ヶ月くらい続きましたが、

豊臣方の必死に戦う姿に、

どうにも切なさと寂しさと虚しさを感じてしまうのは、

最後負けて全員死んでしまうことを、

視聴しているこちらが、すでに知っているからでしょう。

 

考えてみれば人生の寂しさ、虚しさも、同じことがいえます。

「生きる」とは「死」との戦いです。

精一杯生きようと、みな「死」と戦っている、といえましょう。

日本人の死因の主なものは、

ガン、心疾患、脳梗塞、肺炎の四大疾患と、

不慮の事故、自殺などです。

四大疾患の病気にならないためにはどうしたらいいか、

食生活や運動に気を使い、

地震などの自然災害や交通事故など不慮の事故に遭わないために、

どうしたらいいか対策や準備には余念がない。

経済的理由から人間関係のストレスなどから

自殺に追い込まれないよう、日ごろから周りに心配りし、

みんなこれら(ガン、心疾患、脳梗塞、肺炎、不慮の事故、自殺)

と戦っています。

これらの努力は、「生き延びよう」とする努力です。

みな「死」と戦っているのです。

 

ところがこの戦い、必ず負けます。

必ず死ぬのですから。

大坂冬の陣で「勝った」と喜んだ豊臣勢がはかなく寂しいのは、

その半年後の大阪夏の陣で負けてしまうからですが

私たちも「ガン」に勝った、「災害」から救出されたといっても、

一時的に「死」に勝っただけで、結局は負けるのです。

 

本来、戦うのは勝つためですが、

私たちが「死」との戦いに勝てる見込みは万に一つもない。

ちょっと戦いを延ばすかどうかであって、必ず負ける戦いです。

それをわかっていながら、必死に戦わざるを得ない。

ここに人類の悲劇がある、と喝破されたのがお釈迦さまです。

親鸞聖人の出家の動機も、

まさにこの生死の一大事の解決一つでした。

 

この生死の一大事を解決して、

いつ死んでも無量光明土へ往けるのがハッキリする、

大満足の心になった人を「心の長者」と言われたのです。

「身の長者」よりも「心の長者」とお釈迦様が言われているのは、

「身の長者」になって、長生きしたところで、

それは必ず負ける戦いを、少し長引かせているだけのこと。

心の虚しさはどうしようもない。

それよりも「死んだらどうなる」という生死の一大事を

ハッキリ解決して、大安心大満足になった「心の長者」の方が

ずっとすばらしいと釈迦は教えられたのです。

 

「人生の目的を知らないで100年生きるよりも、

人生の目的を知って1日生きる方がはるかにすぐれている」(釈迦)

真の人生の目的とは、「心の長者になること」です。

 

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