【布施(2)】
優しい言葉をかける布施の行です。
大学時代、ある友人と相談してアパートの部屋をシェアして
生活することにしました。
つまらん理由から、その友人と仲が険悪になることもあり、
最初のころは「寝食共にするのはきついな」とよく思ったものです。
そんな生活の中から会得したのは、挨拶の大切さです。
朝、始めて顔合わせたら「おはよう」
帰ってきたら「ただいま」
それに対して「おかえり」
寝るときは「おやすみ」
何か取ってくれたら「有難う」
これが大事です。
家庭でも職場でもきわめて大事なポイントだと思います。
そんなの基本的なことで簡単じゃないか、
と思われるかもしれませんが、
分別つく社会人でもできない、難しい事です。
「○○ちゃん、こんにちは、は?」
と幼稚園のときに最初に学ぶことですが、
大人になっても身につかない、なかなかできないことです。
「こんにちは」が「こんちわ」それが「ちわっす」に
やがて「首をふるだけ」
しまいには「何も言わない」となりがちです。
何かむかつくことがあっても、口げんかしても
最低限あいさつだけは死守しなければ
何事もキツイ環境になっていきます。
挨拶が交わされる日常はとても心地よいものです
布施の一つとして教えられています。
まず、あいさつから。