親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

人生に好きな人と嫌いな人が現われる理由とは

f:id:kikuutan:20100921111338j:plain

 

 

【縁(2)】


どんな人にでも、好き嫌いはあります。

教師にも、担当のクラスの生徒に好き嫌いはあるでしょうし、

職場の上司も、気が合う部下と、気が合わない部下はあるでしょう。

もちろん教師と生徒の間でも、会社の組織でも、

好き嫌いの感情をあらわにするのはあってはならないことですが、

そういう感情があるのは人間である以上、仕方ないものです。

 

そしてこれも言えることですが、

教師に好かれる人は、必ずしも「従順でまじめな生徒」

ということでもありません。

上司の嫌いな人は、必ずしも「仕事のできない人」

というものでもありません。

好き嫌いは、その人との『縁』で決まる、と

釈迦は教えられています。

しかもその『縁』は、今生だけでなく、

何世にもわたる遠い過去世からの縁だと説かれています。

 

あなたの気になる人は縁のある人です。

クラスメイトでも「好きで好きで仕方なかった人」や

「今でもよくその人のことを思い出す人」は縁のある人、

逆に「顔見るのもイヤだった人」も縁のある人です。

名前を聞いても顔を思い出せなかったり、

同窓会で顔を見ても、こんな人いたっけ、という人は、

同じクラスになったのだから、縁の無い人ではありませんが、

あなたと縁が薄い人だったといえましょう。

 

これは教師でもそうで、教師は1~2年で担当が変わりますが、

勤続20年のベテラン教師にもなれば、

相当多くの生徒と接したことになりますが、

その中には十何年経っても、忘れられない

強い印象を残している生徒もあれば、

よく思い出せない生徒もありましょう。

これもその教師とその生徒の縁の問題です。

 

人生には、無視されたり、評価されなかったりして、

辛く寂しい思いをすることもあります。

そんな時、「自分の何が悪いんだろう」と反省して、

努力する心がけも大事なことですが、

いたずらにくよくよして、悶々と悩むのもよくないといえます。

どうしたって自分と縁のない人はあります。

 

自分から人が去っていっても、さほど悲観することはない。

自分を慕ってくる人があっても、有頂天になることもない

縁の問題です。

 

あまりそんなことに悩む時間あったら、

己の本分を黙々と果たすことに、力を注いだ方がいいです。

人生は短い。

「付いた」「離れた」で一喜一憂していてはもったいない。

必ずあなたを待っている人、

あなたの長所を見出して、伸ばしてくれる人、

そういう、あなたと 縁のある人との出会いがきっとあります。

 

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。



 

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。