親鸞に学ぶ幸福論

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好き同士になったり、ケンカする仲になるのは、深い縁のある人と説かれている

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【縁(3)】


今、あなたの隣の人。

どうしてその人は、そこにいるのでしょう?

隣の人は好きな人ですか。それとも嫌いな人ですか。

何であなたの隣は、その人なのでしょう。

70億の人がいるのに、今、なぜその人が自分の隣にいるのか。

『袖触れ合うも多生の縁』。

袖が触れ合う、というのは、非常に接近している状態です。

東京と大阪では袖は触れ合えませんから。

 

となりに座る人、前に座る人、後ろに座っている人

どうしてそのような人と人との関係が起きたのか

「偶然だよ」と聞こえてきそうですが、

仏教では、その人と「縁」があったからだ、と説かれます。

一つの結果には、必ずそうなる原因があり、縁がある、

これを仏教では「因縁果の道理」といって、

仏教の根幹を成す教えです。

 

隣の人と私とは、何らかの関係があって、

そういう結果が今、おきているのです。

それは昨日とか、10年前におきたとか、

そんな短い間のことではないので、

『袖触れ合うも多生の縁』といわれるのです。

多生の縁、とは、何千年、何万年、何億年

遠い遠い昔、縁ができ、育まれ、

それにより、隣に今座っている、という結果があります。

 

愛し合うのも、近いからです。

けんかするのも、近いからです。

東京と大阪ではけんかもできません。

テレビでたまたま見かけた街頭インタビューの人に

腹が立って仕方ない、ということはありません。

「あいつ死んでくれたら」とまで思えてきてしまうのも、

近くにいる人だからです。

同じ職場の人とか、一緒に住まいしている家族とか・・

「気にかかって仕方ない」のも「顔も見たくない」のも

縁の深い人なのです。

 

親鸞聖人は、主著『教行信証』に

どんな人でも本当の幸せになれることを説き明かし、

最後にこう書かれて筆を置かれています。

「この書を読む人には、信ずる人もあれば、謗る人もいるだろう。

いずれでもいい。それを因とし縁として、

仏の救いに遇い、未来永遠の幸福を獲得してもらいたい」

仏教の教えを信じる人も、仏とのご縁があるから信じるのであり、

仏教の教えを謗る人も、仏とのご縁があるから謗るのです。

どちらも縁の深い人、と手を差し伸べられる聖人のお姿が

彷彿とする末尾の文章です。

 

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