親鸞に学ぶ幸福論

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妻なんかオレの気持ちを分かりっこない

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【独生独死独去独来(1)】


仏典に『独生・独死・独去・独来』

(どくしょう・どくし・どっこ・どくらい)

(独り生まれ、独り死す、独り来たりて 独り去る)

とあります。

「人間はみな生まれてから死ぬまで連れのない一人旅だ」

と釈迦は説かれています。

 

こう聞くと

「そんなことないよ。おれには親も友人もいるし、恋人もいる。

けっして一人ぼっちじゃない」と反論される方もありましょうが、

ここで釈尊が「連れがいない一人旅」といわれているのは、

「心の連れがいない」ということです。

兄弟や恋人や家族などの「肉体の連れ」は、私たちにあります。

しかし「心の連れ」がいない、とお釈迦さまは説かれたのです。

 

「心の連れ」がいない、とは

【お互い心の底から分かり合える人がいない】ということです。

同じ屋根の下に住んでいる夫婦でも、住んでいる世界は違います。

夫は夫の生み出した世界に住んでいる。

妻は妻の生み出した世界に住んでいる。

 

夫が会社で辛いことがあり、ふさぎこんで家に帰ってくる。

どうせこの苦しみを妻に言ったって、わかりっこないと黙ったまま、

メシ、フロ、ネルで寝てしまう。

 

奥さんは、奥さんで、姑とのことで悩んでいる。

それを、夫に相談しようと思っていたのに、

夫が不機嫌そうにしてすぐ寝てしまうので、

やりきれない気持ちになる。

「私のことなんか、ちっともわかってくれない」と心が叫ぶ。

 

夫は夫で、「妻なんかおれの気持ちを分かってくれない」

妻は妻で、「夫は私の気持ちなんか分かってくれない」

お互いに悩んでいます。

わかってくれない、わかってくれない、と

相手に怒りをぶつけています。

 

しかし、心を反転してこう自問してみたらどうでしょう。

「あなたがわかってくれないと苛立っている相手の悩みを、

あなたはどれだけわかってあげられていますか?」

「相手の悩みをわかってあげようと努めてますか?」

 

自分は相手のことをわかってあげられていない、

なんとかわかってあげたいと悩んでもいない、

向こうに悩みなんかあるんかい、程度にしか考えていない。

それでいて自分だけが、

「わかってくれない冷たい人だ」

と怒りの刃を向けているとしたら、ムシがよい話しです。

 

同じ屋根の下、共に暮らす夫婦も、

やはり『独生・独死・独去・独来』

心の連れではない、と説かれています。

 

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