親鸞に学ぶ幸福論

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親鸞聖人は権力者嫌いだった。なぜ「為政者には近づくな」と言われたのか。

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【悪性(3)】


「権力者に協力してもらい、仏法を伝えたらいいではないか」

「権力者を使って伝えるくらいのバイタリティが必要だ」

という人があります。

そんな人に親鸞聖人は

「権力者に近寄り、その力を借りて、仏法を伝えようなどと

決して考えてはならない」

と諫められています。

 

なぜ親鸞聖人は、権力者に近づくことを戒められたのでしょうか。

それは、権力者を利用しようとする人は、

ほぼ例外なく「ミイラとりがミイラになってしまう」からです。

今までの歴史がそれを証明しています。

 

権力者を利用して仏法を伝えようとした結果、どうなったか。

結局は権力者に利用されてしまいました。

世智に長け、権謀術数の世界で叩き上げてきた権力者の方が、

人を利用することにかけては、何枚も上手です。

権力者を利用しているようで、実際は利用されてしまいます。

気付かぬまま、いつのまにか権力者に利用され、

やがては、絶対曲げてはならない仏法の教えまでを、

ねじ曲げてしまうのです。

 

奈良、平安時代の伝教や弘法がそうでした。

二人は世智にも長け、権力者に近づいて利用しようとしました。

しかし、やはり利用されてしまってます。

当時の仏教の各宗派は、

貴族から財や土地の寄進を受けることを目当てに、

あるいは優遇された既得権益を守ってもらうために

出世や病気治しなど、貴族の願望に応える加持祈祷に

駆けずり回るようになります。

生死出離の道を求めて超然と生きるはずの仏教は、

一握りの権力者の欲望を満たす呪術と成り下がっていきました。

 

伝教や弘法は、権力者を利用して仏法を伝えようとした結果、

仏教をねじ曲げざるをえなくなり、曲げていきました。 

利用しようとしたら、利用されたのです。

 

親鸞聖人が、権力者を嫌われ、

私たちにも「近づくな」と戒めておられるのは、

仏法を絶対に曲げてはならない、正しく伝えていかねばならない、

という護法の精神からでした。

 

 

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