親鸞に学ぶ幸福論

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ドラえもんがいたって、幸福になれるかというと、話は別だ

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【流転輪廻(1)】


先回『ドラえもん』が訴えかけているのは、

「人間の願いはたとえかなっても、幸せにはなれない」

という、哲学的なテーマだと話しをしました。

「あんなこといいな、できたらいいな♪」の、

のび太の、まことにわがままな願いを、

ドラえもんは妥協なく、完全にかなえてくれます。

のび太の場合、子供の一地域社会のかわいらしい願いですが、

私たちも会社や家庭など、それぞれの世界で大同小異、

のび太のような願望を持っています。

(大人の願望はもっとブラックでアダルトかもしれませんが)

 


その願いはそう簡単にかなえられず、

妥協を重ね、あきらめるのが世の常なのに、

それをドラえもんは道具一つで即座に実現させてくれるのですから、

舞い上がるような幸せを感じて当然なのですが、

ご存じの通り、そのオチ(結末)は、

「のび太はその道具では幸せになれなかった」

でした。

 


ドラえもんが始まってすでに50年近く経つので、

ドラえもんの道具ですでに実現化したものはたくさんあり、

「糸なし糸電話」などまさに携帯電話ですし、

他にも「エアコンスーツ」「絵本入り込みぐつ」

「ほんやくコンニャク」「そっくり銅像キット」など、

もう何十個も実現しているそうです。

 


しかし、科学が進歩し、どれだけ願望がかなっても

一向に幸せになれていないのは、

ニュースで報道される、目を覆うような事件の数々からもそれは知られます。

 


マルチな才能で活躍しているリリーフランキーがこう言っていました。

「能力があれば成功はできるが、

幸福になれるかどうかとなると、話は別だ。

そんなことを思い始めたら、もう終わりだ。

日進月歩、道具は発明され、延命の術は見つかり、

私たちは過去の人類からは想像もできないような「素敵な生活」をしている。

しかし、数千年前の思想家や哲学科が残した言葉、

大昔の人間が感じた「感情」や「幸福」に関する言葉や価値は、

今でも笑えるくらいに、何にも変わっていない」

 


どんなに科学によって世の中が便利になり、

経済が繁栄して豊かな生活を送れたとしても、

なお安心できず、満足を知らず、

生きる喜びを感じられない原因が他にあることを

突き止められたのが、2600年前の釈迦の教えです。

 

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