親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

煩悩の塊に何の差別もない

f:id:kikuutan:20090805112040j:plain

 

【名誉欲(1)】


仏教に説かれる『五欲』の一えられる『  名誉欲』は

褒められたい、認められたい、大事にされたい、という心です。

 

どのコミュニティにも、目立ちたがり屋はいますよね。

自分のことばかり話題にする人です。

空気が読めないのか、聞いてもいないのに、

相手の話の腰を折ってでも、

「オレが」「私が」と自慢話を始める。

「自分が話題の中心にいないと気が済まないのか、この人は」

と周りはあきれているのですが、

つい自分のことばかりしゃべるのは、

周りから認められたい、ほめられたい、評価を受けたいという名誉欲がそうさせるのです。

 

では自分のことは語らず、人に合わせる、もっぱら聞き役の人は、

奥ゆかしくて、人格的に優れているからかというと、そうともいえません。

こうして静かにしていれば、

人から悪口言われることもないし、

恥もかくことはないし、

おしとやかな人と好感持たれるだろう

と考えた上での振る舞いですから、

やはりそれも『名誉欲』です。

 

名誉欲 に動かされている、という点において

目立ちたがり屋とおとなしい人とは、

何ら変わるところはありません。

 

名誉欲を満たそうとする手練手管に、

その人の感性や頭の善し悪し、性別や容姿、

生まれ育ち、環境、文化、生活スタイル、しつけ、教育などで

違いが出るだけのことです。

一言で言えば、煩悩の表現方法の違いです。

煩悩に動かされている人間の実態は、

少しも変わるものではありません。

言うも言わざるも煩悩、

裁くも裁かれるも煩悩、

煩悩の固まりの人間に、何の差別もありません。

 

 

 

=========

 

仏教の教えをわかりやすく、
体系的にまとめた全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。