親鸞に学ぶ幸福論

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僧侶は如来の代官たるべし

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【僧(1)】

 

かの聖徳太子が十七条憲法に

「“僧宝”として敬いなさい」と書き記された「僧」とは、

釈迦の代官」として、仏法を説く人のことです。

仏法を説く者はみな、

釈迦の代官」としての誇りと責任を胸に持たねばなりません。

自分の勝手な思いをしゃべるのではない。

あくまでも「釈迦の代官」として、

釈迦の教えをそのまま伝えるのが仕事なのです。

 

ならば僧侶たる者、

仏教の教えを正確に知ることがまず何より大事です。

正確に知らずして、

正確に伝えることはできっこないのですから。

 

では自分のわからない仏教の質問を受けた場合はどうするか。

「“それはまだ私はわかりませんので、聞いてから、またお答えします”と言いなさい」

と私は仏教の師から教えていただいています。

 

知らないことを自分の考えで

「だいたいこんな意味だろう」と伝えたら、

釈迦の代官ではなくなってしまいます。

「聞いてから、またお答えします」と言うと、

「何だ、知らんのか」と軽んじられると思うのかもしれませんが、

そう言って信用を落とすことにはなりません。

軽視されもしません。

逆に、この人は、信用できる人だなと思われるでしょう。

 

昔から「知らざるを知らざるとする、これ知れるなり」と言われます。

仏教の重さを知らされ、釈迦の代官を強く自覚する者なら、

わからないことを知ったかぶりして、

いい加減なことを言ってお茶を濁していく、ことはできません。

 

医師でも、これは私の手には負えない患者だな、と思えば、

「あの医師を紹介します」と紹介状を書きます。

医師はそうあるべきです。

治す自信もないのに「治せる」と豪語して、

殺してしまったら大変ですから。

「この病気は自分では治せないので、治せる医者を紹介します」

という医者を、決して患者は馬鹿にしません。

「誠実な人だな」と、信用は高まるものです。

 

仏教を伝える者も同じです。

知らないことは知らないと言うこと。

そして「聞いてから、またお答えします」と答えたなら、

その約束はちゃんと守ること。

それによって、「仏法のことは正しいことしか話さない人だな」と

信用されることになるのです。

 

 

 

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